「映画 日本国憲法」

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5月3日の平和映画祭用スタッフ試写会で
映画 日本国憲法」を見ました。
世界中の名だたるジャーナリストをはじめ、
社会学者、政治学者、歴史研究家、作家など、
様々な角度から、日本国憲法とは何かを分析して、
とてもわかりやすい憲法入門映画だと感じました。

そもそも僕らは知らないことが多すぎます。
日本国憲法がなぜわずか一週間で創案されたか?
どんな人たちがその創案を検討し制作したのか?
この憲法が持っている特別な意味とは何か?
憲法9条を変えるとは何を意味するのか?

こうしたことを知らないまま改憲を議論しても、
怪しいムードに惑わされるだけのような気がします。
まずこうした事実を知って、それから改憲論を聞くと、
あらためて見えてくるものがあるようです。
この映画は基本的にはインタビュー集の映画ですが、
多くの記録フィルムも挿入されて歴史も見える。

僕らは子供の頃にこの日本国憲法を教わったとき、
世界に誇る平和の憲法だと教わってきたし、
今見てもその気持ちは少しも変わっていないのです。
この歴史的にも世界的にも希に見る、
崇高な人類の理想を掲げた日本国憲法を変えることは、
どう考えても単なる堕落としか思えません。

今回の平和映画祭での上映を決めるに当たっては、
まだ見たことがない映画だったので、多少は不安でした。
それもこの試写会で心配はなくなり、あらためて、
多くの人に見てもらいたいと思うようになりました。
マスコミがジャーナリズムの役目を果たさなくなって、
今では映画がその役目を果たしているのかもしれない。
最近の社会派映画ブームから、そんなことも思いました。