金融マネーの正体

田中優さんと関組長の「お金の流れを変える運動会」のあと、
僕は親しい友人と、現代のマネー経済のどこがいけないのか?
メールを使って意見交換してきました。その中から、
僕がTさんに送ったメールをここに紹介しておきます。
彼女の希望により、Tさんはイニシャルにさせていただきます。

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Tさん、イソップです。
「お金は一つの手段だから、ぞれ自体が善悪ではない、
使い方によって良くも悪くもなる」と思っていますか?
たしかにそうした一面があるのも事実ですが、
巨大化した金融システムはそれほど単純じゃない。

そもそも760兆円もの国の負債とは何を意味するのか?
その負債に対する債権者は誰なのか考えたことはありますか?
たとえば近年、日本国が経済振興の金融緩和策として、
市場にお金をだぶつかせてきたのは知っていますか?
バブル景気の頃は異常な物価高騰を招いたわけですが、
今では物価が上がる変わりに、貧富の差を拡大している。

人々は一見以前と同じように生活しているように見えますが、
今では一人一人が一千万円の借金を背負っており、
ほんの一握りの人が大金持ちの債権者になっています。
お金に利子を生ませる金融システムがそれを可能にしている。
そうして集められた政府のお金がやっていることは、
お金の利権を守るために、さらに弱者から利益を吸い上げる。
ときには環境を壊しても開発を進め、戦争もいとわない。

毎日の暮らしにお金を使えば使うほど税収は増えて、
その税金は金融の利子として、富める人々に回される。
今や国の借金は何をやってもどんどん増えるので、
普通に暮らしているだけで相対的に国民は貧しくなってゆき、
お金を持っている人は何もしなくてもお金が増える。
こうした構造は、以前は東南アジアの一部の国の話でしたが、
今では日本も例外ではなくなってしまったように思われる。

たとえばこうした問題を考えるときにも、
Tさんが言うように、一つの可能性と捉えていいなら、
宇宙銀行には無限の可能性が蓄えられているわけです。
それは僕も同じように考えるし、事実だと思います。
困るのは、たかが人間のレベルで作りだしたお金によって、
多くの人の命をがんじがらめにしようとする流れであり、
それを信じて自分を見失っている人々が問題なのです。

人が何を信じていようと自由には違いないのですが、
それが多くの人の環境を破壊し、自由を疎外していたり、
まわり回ってその人自身をも呪縛している状況はとても悲しい。
それを少しでも気付いてもらい、開放することによって、
持って生まれた命を活かして生きられるようになれば、
自分も含めた多くの人が幸せになれるはずだと思うんです。

いかがですか、Tさん。
せっかく宇宙銀行には無限の価値が蓄えられているのに、
人間の政府が作ったお金に縛られて生きている人が多い。
その呪縛を解ければ、多くの人は解放されて自由になれる。
そんな思いで様々な発言をしているんですよ♪
と言っても、最初からお金を無視しては生きられない。
そこで、お金の流れを変えようとする運動が起きるんです。

田中優さんも関組長も、お金の恐ろしさは知っていて、
少しでもそれを暴れさせないように制御しようとしている。
僕はそれを知った上で、協力出来ることは協力しながら、
自分たちが何をしているのかの方向性を見失わないよう、
個人のレベルでの命の有り様を模索しているわけです。

ちょっと長くなりました。(^_^;))
またいろいろ話をしましょうね♪