その最中に死んだ人?

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少し前のことですが、日々流れるニュースの中に、
心に掛かるものがあったので、書き残しておきます。
それは一度っきりの、さりげない記事でしたが、
どこかのファッションホテルで、人が亡くなった。
50代の女性が、全裸で亡くなったようですが、
外傷は無いので、事件性はなさそうだというものです。

残された男性は、茫然自失でそばに居たとかで、
二人はたぶん、熟年デートの最中だったのでしょう。
浮気か不倫か逢引きか、世間的な関係は知りませんが、
お互いの家には行かないで、ホテルを使っていた。
男も女も気持ちが高まって、激しく燃えて交わったあと、
肉体が限界となって、命を落としたのかも知れない。

そうだとすれば、幸せな最後だったかも知れず、
愛する男に抱かれて、感極まって死んでしまったのか。
昔見た愛欲の映画では、「死ぬ」だの「行く」だの、
叫びながら感極まる人がいたけど、実際には死んでいない。
だけど統計的には、一定数の人が腹上死しており、
決して他人事ばかりとは、言えないようです。

例えば30歳の頃に、付き合っていた女性が、
ホテルで事の最中に、意識を失ったことがあります。
興奮のピークによって、意識を失うと言うことは、
そのまま心臓が停止しても、おかしくなかったのです。
さいわいお互いに若かったので、大事には至らず、
これが50代なら、やっぱり死んだかも知れません。

好きな相手と愛し合って、それで命が絶えるなら、
それは本望だと考えても、良いのではないか。
セックスは肉体的な部分よりも、精神的な部分が多く、
ただ肉体だけで、性欲をそそられることは少ない。
肉体の交わり以上に、お互いの心の交わりを求めるから、
誰でも良いわけではない、誰かを愛してしまうのです。

日本人は特に、心のままに自由に生きることが苦手で、
誰かに教えられたようにしか、人を愛することも出来ない。
もちろん、そうでない人もいるのは分かっていますが、
もっともっと自由に愛し合っても、良いのだと思います。
50代の女性の腹上死も、大いに結構だと思うし、
そのくらい愛し合えた人生なら、幸せというものです。

恋も愛も、いつだって命懸け♪