ヒュッゲな暮らし?

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なるべくシンプルに暮らしたい、と思いながら、
気がつけば、身の回りはごちゃごちゃになっている。
どうでも良いもの多すぎるし、使わないストックも多い。
断捨離なんて言葉が、流行ったりもしましたが、
具体的にはどうすれば良いのか、よくわからない。

物にしても関係にしても、繋がりが多すぎるので、
シンプルには行かないのが、日本人の暮らしでしょうか。
何事にも縁を大切にする故に、繋がりが多くなって、
物も関係も捨てられず、気がつけば雑多に多くなっている。
とまあ、これが日本人の現実と言ったところでしょうか。

日本人の収入がいくら増えても、幸福度が上がらない。
いつも何か追われていて、落ち着かずに忙しく、
生活を楽しんでいるようには、見えないのですから、
幸福度が低いのも、致し方ないかも知れません。
それではどんな暮らしだと、幸福度が高いのでしょうか?

国連が「所得」「健康と寿命」「社会支援」「自由」
「信頼」「寛容さ」などを基準に発表した、2018年の
「世界幸福度ランキング」によれば、日本は54位です。
そして上位10国を見ると、
(1)フィンランド、(2)ノルウェー、(3)デンマーク
(4)アイスランド、(5)スイス、(6)オランダ、
(7)カナダ、(8)ニュージーランド、(9)スェーデン、
(10)オーストラリア、となっています。

こうした上位の国を見ると、単に経済が豊かなだけではない。
経済強国ドイツは15位で、経済危機のスペインは36位、

コロンビア、ニカラグア、タイ、など全部日本より上なのです。
日本人は相変わらず、政治に経済活性化ばかり求めますが、
今や世界中の多くの国では、事情が変ってきています。

フランスでもウルグアイでも、質素な暮らしが支持されて、
幸福度上位の10カ国は、見事に質素先進国でもある。
特に北欧の国々では、ヒュッゲな暮らしがキーワードで、
最近は日本でも、これを暮らしの目標にする人も増えています。
すなわち「心地よき時間や空間」を、大切にして暮らしたい。

ゴージャスな家具や調度品に囲まれて、電化製品に囲まれ、
ボタン一つで何でも済ませる、そんな暮らしではありません。
高額の税金さえ納めていれば、暮らしに不安は無いので、
あとは如何に心地よく過ごすか、生き方が大切になるのです。
生活不安ばかり心配している日本とは、大違いですね!