辰巳会deフラメンコ♪

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去年から参加している、福野高校同窓会の辰巳会ですが、
昨夜は2度目の参加で、けっこう打ち解けてきた気がします。
場所は福野の「自由ELE(ジュエル)」で、肉料理中心でしたが、
野菜類は取り放題のビュッフェ・スタイルで、味も良かった。
一通り近況紹介が終わったら、隠し芸の披露をする予定だったのに、
僕も含めて皆さん話しが長い人が多く、すぐに話し込んでしまう。

半世紀近く前の同級生ですから、面影も思い出せない人がいて、
それでなくても僕なんか、親しかった人は少ないので思い出せない。
だけど話してみれば、今も同じ砺波平野で暮らす仲間なので、
昔のことは思い出せなくても、今の暮らしでも親しみはわいてきます。
すでにこの世を去った人だって、少なからずいる年齢ですから、
こうして会って、一緒に飲めることが素晴らしいのです。

姫の歯のチェックをしていただいた、歯医者さんもいれば、
近代農法での農業を担ってきた人や、自然農に近い農をやっている人。
妻が喜びそうな、山に暮らして指圧で暮らしている人もいて、
様々な人生が集う感じが、型にはまらなくて気持ちが良いのです。
コーラスで歌う人もいれば、長年習ってきたフラメンコを、
堂々と披露する人もいて、これはもう南欧の酒場の雰囲気でした。

考えてもみなかったのが、市の職員をリタイアした人で、
市民活動をする僕をどこかで見て、もしかしたらと思っていたとか。
高校時代もそう親しくなかったので、面と向かって出会ったとしても、
お互いに誰なのか分からないけど、どこかで見た気はする。
それを忘れず気に掛けてくれて、市民活動に関心を持ってくれたと、
嬉しいことを言ってくれたので、お酒も心地よくいただきました。

50年前の春に、僕らは桜咲く福野高校で初めて出会って、
それから3年間の多感な時期を、一緒に過ぎしていた仲間です。
当時は特に親しくなくても、共通する思い出や感覚は数多くあって、
何か言われる毎に、僕らは時を超えてその場に居合わせるのです。
一番の思い出は胸に秘めたままで、口には出せないこともありますが、
それは宝石箱の宝物のようなもので、そっとしておきましょう。

当時親しかった人は数少なく、こうした集まりに来ない人の中には、
すでにこの世にいない人もいて、我が身の幸せを改めて思います。
僕の場合は、60歳で授かった姫を今育てていますので、
すでに子育ての終わった多くの人とは、いくらかは状況も違う。
それだからこそ、現在子育て進行中の僕にアドバイスくれる人もいて、
それもまたありがたく、幸せな時間を過ごすことが出来ました。