大長谷で芋煮会
今年は自然農の集まりには、ほとんど参加できませんでしたが、
大長谷の石黒家には何度か行って、昨日の芋煮会にも参加しました。
ちょうど紅葉が真っ盛りで天気も良く、山は煌めいて美しく、
快適にいくつもの山を越えて、八尾の山中深くへ分け入りました。
この山道はけっこう曲がりくねって、片側が深い川だったりするので、
妻は自分では運転したがらないし、僕が飛ばすと車酔いします。
幸い姫は大丈夫なので、妻には申し訳ないけど飛ばして走るのは、
やはり距離が遠いからで、我が家からは1時間半ほどかかる。
しかもそのほとんどが山間ですから、少しでも急いで行こうとすれば、
どうしても急ハンドルが多くなって、けっこうな揺れになります。
山での暮らしをしたいと言う妻ですが、車で往復できないようでは、
山中暮らしは難しいだろう、と言うしかないのですが・・・
石黒家に到着してまもなく、庭にテーブルが並べられると、
例年通りの芋煮会の始まりですが、今年も美味しい料理が並ぶ。
毎年石黒さんが用意してくれる、山菜の煮物や豆料理も美味しい上に、
参加者の人たちも、皆さん自然農をやっている人たちなので、
自然農による収穫を、さらに工夫を凝らして料理して持ってくる。
この持ち寄り料理も美味しいので、いつもながら食べ過ぎます。
さらに毎度のことなのですが、美味しい料理を前にしてしまうと、
写真を撮ることなど忘れてしまうので、今回も料理の写真はありません。
食べるだけ食べて、子どもたちと一緒に遊ぶだけ遊んでから、
ようやく写真を撮ることを思い出すけど、その時はもう遅いのです。
仕方がないので今日の写真は、3時過ぎに屋内で食べたデザート、
と言うか、これも持ち寄りの手作りお菓子で、これがまた美味しいのです。
子ども達だけでも10人ほど来ており、大人を入れると30人くらい、
みんな自然農をやっている仲間だから、自ずと価値観も似ています。
幼い頃にアトピーで、肌がボロボロだったような女の子が、
いつの間にかきれいになっているのを見ると、自然農は凄いと思う。
人は食べるものによって作られる、この当たり前のことがよく分かり、
今では自然農による食生活を、やめられなくなっているのです。
自然農を続ける人は、どちらかと言えばお人好しな人が多くて、
お互いの信頼関係も強いから、妻も緊張しないで付き合えるようです。
こうした人たちが、身近にもっと増えてくれたら良いのでしょうが、
現代のように生きにくい時代には、多数派になることは難しい。
この貴重な心優しい人たちと、自然農によって繋がっていられることを、
ありがたく思って、この関係を大切に育てていきたいと思うのです。