今度は北海道で震度7

イメージ 1

大阪の関西国際空港が水没していたり、数多くの車が炎上する、
そんな映像に驚いていたら、今度は北海道で信じられない光景です。
数多くの山々が一斉に地滑りを起こして、ご覧の通りの有り様となり、
地滑りの間に挟まれた家が、なんともちっぽけに見えていました。
この地震震度7の揺れで、北海道胆振東部地震と名付けられましたが、
まるで日本列島の転換期を見るような、驚くべき姿だったと言えます。

地球温暖化と関係があるのかどうか、世界的にも火山が活発ですが、
地下で何が起きているのか、もう少し知る必要がありそうです。
もともと日本列島は、全体が地殻変動によってできているのですから、
どこでどんな地震や噴火が起きても、不思議ではないのが本当です。
そこへ温暖化の進行によって、海水面は大きく上昇していますし、
夏には異常な高温が続き、冬には未経験の豪雪となったりしています。

人間の生活など、大自然の揺らぎから比べればあまりにもちっぽけで、
エアコンなどの家電製品で守れるのは、ごく限られた現象だけでしょう。
自然の恵みを受けながら、自然を少しコントロールして生きる、
そんな人類の長い歴史は、膨大なエネルギー使用でバランスを失い、
必然的な結果として、僕らは未経験の温暖化社会に生きているのです。
この先に予想される出来事は、あまり愉快なものではありません。

もしも巨大な台風も大地震も、異常高温や豪雨や高潮や土砂災害も、
一度に起きたならどうなるか、考えたくもないことですが可能性はある。
すでにとっくに警告の時期を過ぎて、人々の生き方が変らないのなら、
この先にはもっと厳しい局面が、何度も繰り返し現れることが予想される。
今更個人が生き方を変えても、全体の流れが変らないのだとすれば、
人類はすでに曲がり角を過ぎて、新しいステージに入っているのかも。

人間とは何か、どこから来て何処へ向かおうとしているのかを、
僕らはあらためて真摯に向き合い、真剣に考える必要があるのです。
温暖化の進行はすでに手遅れだとしても、僕らは人間である限り、
自らの存在を掛けて、なにものかであろうとすることを止められません。
何者か何物か、ここで何をしているのかを少しでも理解すれば、
どんな時代であろうと、明日を迎えることはできると思うのですが。