平和の火リレー
福野の南砺市役所庁舎で、市民参加の会議を終えて出てきたら、
庁舎前の駐車場スペースで、人が集まっているのに出くわしました。
何人かの人がスローガンを掲げた幕を持ち、止まっていた車を見ると、
と書いてあって、核兵器の廃絶と戦争に反対するアピールがあります。
県の教育委員会に対して、後援をしてもらえないか問い合わせたことがあります。
何とも言えない暗澹たる気持ちになったのを、今でも覚えています。
後援は受けられなくても、北陸平和映画祭は実行さましたし、
大勢の参加者があって、大成功はしたのですけれど・・・・
聞けばこの「平和の火リレー」は、県職労青年部・女性部が行っているもので、
すでに第31回目と言いますから、富山県にも平和活動はあったのです。
平和映画祭などの後援をするわけには、行かなかったのでしょうか?
職員有志の平和活動があったのだから、それはそれでいいのかもしれませんが、
沖縄などで行われる、教育界をあげての平和活動とは大違いでしょう。
平和に対する声やアピールは、いくらあっても多すぎることはないし、
黙っているといつのまにか、戦争の準備をするのが多くの為政者の常なのです。
戦争や軍事に掛かる費用は、計り知れない高額であるばかりか。
巨額の費用がいつのまにか消えていく、闇の無駄遣いの温床になる。
多くの市民はそのばからしさを知っているけど、一部の利益を得る人は、
うやむやになる使途不明金を、我が物にしようと頑張っている。
今回はそのような、沈黙に対して抵抗する人たちの活動が、
僕の知らないところでも、しっかり根付いていたことが嬉しかった。
火のリレー参加者の中には、僕が知っている小学校の先生もおられたので、
案外身近なところでも、平和への意思は続いているのだと知ったのです。
日本政府は恥ずかしげもなく、アメリカに遠慮しているのかどうか、
核兵器の廃絶には同意せずに、国連で非難を浴びているのが残念ですが・・・