妻は35歳になりました

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(誕生日をお祝いした立山町のレストラン)

妻の側から見ると、27歳の春に僕と知り合い、
28歳から付き合って、29歳の時に妊娠して結婚し、
翌年1月に姫が生まれて、その年彼女は30歳になりました。
以来基本的には、姫の年齢+30が妻の年齢なので、
年齢を間違えることがなく、僕としては助かっています。

知り合ったきっかけは、市民活動の映画上映会で、
付き合うきっかけは、石垣島への旅に一緒に行ったこと。
その時いつもの海で、シュノーケリングをしていたら、
ペアの大きなマダラトビエイが、僕らの下に現れた。
僕はこれを結婚への暗示と受け止めて、付き合いを深め、
翌年彼女が妊娠して、無事に結婚できたのです。

僕と彼女の年齢差は、今日で30歳になりますが、
明日にはまた31歳の年齢差で、姫は60の子になります。
60の子というのは、僕の周りに何人かいましたので、
違和感はありませんでしたが、妻との差はいろいろ言われる。
31歳年下となると、僕が40歳の時に9歳だったわけで、
その時知り合っていれば、お互いに付き合うわけもない。

昔ダイビングで知り合った女医さんが、結婚年齢や、
結婚相手との年の差なんて、子を産めるかどうかが問題で、
それ以外のことは、どうとでもなると話しておられた。
その時は、一緒にダイビングしたカップルの年齢差が大きく、
そんなことは何でも無い、と言う意味で言われたのだけど、
女医さんの言葉は、その後ずっと記憶に残っていました。

31歳年下の彼女と、付き合い始めたときには、
彼女が子をもうけて、家庭を築きたいと言ったときに、
この女医さんの言葉を、思い出していたのです。
子供ができなければ、別れなければいけないと思ったけど、
幸いにして妊娠して、結婚を申し込みに行ったのです。

あれから5年が過ぎて、トラブルもありましたが、
結婚して良かったと、今でも思う幸せな毎日が続いている。
その前の気楽な60年間にも、多くの女性と付き合いましたが、
結婚して家庭を持つ暮らしは、まったく違うものだと思う。
だから僕にとっては、新しいもう一つの人生を過ごす、
素晴らしい祝福を、この手に得ているのだと思っています。

この幸せを、妻にも感じて欲しいし分かち合いたい、
だけど30歳の年齢差は、障害にならないのかどうかとか、
心配材料は多々あるのですが、実はどうでもいいのです。
いろんな事を心配しながら、合わない所は喧嘩していても、
やっぱり家族でいることに、感謝していればいいし、
これもまた人生幸せだと、わかっているのです。

僕は明日で66歳になるので、若くはありませんが、
人生に何が大切かは、誰よりも知っているかも知れない。
一人で好きなことをして、一度60年を生き終えて、
奇跡的に得た2度目の人生だから、妻と子への思いは大きい。
妻と子の幸せのために、僕ができることは何かと考えて、
それを熟していくのが、今の僕の人生なのです。