吞めや歌えや♪

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今や町内会のメンバーは、半数が高齢者になり、
本来働き盛りの子育て世代は、ほとんどいません。
30代~50代の、元気な人たちというのは、
みんな高等教育を受けて、都会に出てしまっている。
当時はそれを良いと思って目指し、実現したので、
大成功して町は廃れ、今の現状があるのです。

わずかに残っている若者さえ、都会志向があり、
田舎で暮らし続けることに、魅力を感じていません。
だけど確かに、都会暮らしには向かない人もいて、
田舎でのんびり暮らした方が、幸せになれる人も多い。
それならどうして、若者は田舎を離れたがるのか、
もう少し研究されても、良いと思うのですが・・・

今年僕は、町内老人会の副会長を頼まれて、
これからの人生を考えて、引き受けてみました。
姫を子育てしている現状から、当分はここで暮らす?
可能性は高いと思うし、町内の人たちは皆いい人です。
若いときに、いろんな場所で暮らした経験からも、
瑞泉寺門前町としての、井波の良さはよく分かる。

南砺市の「協働のまちづくり」にも、関与して、
この土地が少しでも住みよい、地域であって欲しい。
となれば、元気な老人パワーを使わない手はない、
とは思うのですが、実態はよく分かりません。
そろそろ老人会活動にも、顔を出してみましょうか、
と思う気持ちもあったので、引き受けたのですが・・・

それにしても、この年代の人はよく吞みます。
年齢が年齢なので、ドクターストップが掛かって、
吞まない人もいますが、健康な人は皆よく吞む。
参加者の席を回って、お酒かビールをついで回ると、
男性も女性もよく吞むし、驚くほどに元気な人が多い。
この人たちのパワーを、もっと活用したいものです。

趣味に磨きを掛ける人も多くて、カラオケもうまい、
ペタンクや麻雀の話しも、うっかりすると誘われます。
要するに皆さんそこそこに幸せで、不満もないから、
市の行政やイベントにも、それなりに参加はするけど、
主体的には関わらない、と言ったスタンスでいます。
面倒には関わらないで、自分のペースで余生を過ごす。

それは悪いことではないのですが、年齢と共に、
やがてこの地が廃れていくのを、止められません。
それでいいと思うも良し、だけど変えたいと思うなら、
何かしたいと思うなら、その道筋はあるのです。
手前味噌ながら、僕らが市民活動として作った条例、
南砺市まちづくり基本条例」が、あるのですが・・・