寺子で苗床作り

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寺子こども園の、園児とその家族で、
自然農による、田んぼと畑をやっています。
今年の田んぼも、苗床作りから開始の予定が、
日程調整とお天気が合わなくて、昨日ようやく、
まずは苗床作りと、種下ろしを済ませました。

南砺市は、せっかく自然豊かな地域なので、
寺子こども園では、なるべく豊かさを味わいたい。
自然の豊かさを味わうには、そのノウハウが必要で、
ただぼんやり自然の中にいても、知識が無いと、
せっかくの豊かさも、味わえないと言うことです。

緑の高原や瑞泉寺の庭で、遊ぶのも楽しいし、
日常の様々な催しと、文化にも接していく。
その一環であるし、食に関わる事は子どもも大好き、
と言うわけで、お茶や味噌作りなどの行事もある。
そして年間を通して、米作りをやるのです。

田んぼの脇には、お地蔵さんがおわしますので、
現地作業は、お地蔵さんへの挨拶から始まります。
当番の園児による、「よろしくいお願いします」
に始まって、みんなで田んぼに降りていく。
汚れてもいいように、子どもたちはつなぎです。

空いている場所に、1m×2mの場所を決めて、
まずは表面の土を削り、できるだけ平らにします。
平らにした場所の周囲に、モグラ除けの溝を掘ったら、
いよいよ米の種籾を、土の上にばらまいて、
なるべく偏りがないように、均等にしていきます。

全体に土に埋める感じで、軽く転圧をしたら、
種籾が見えなくなるまで覆土をして、草を掛ける。
最後に藁をかぶせて、その上に寒冷紗を掛ける。
これで苗床が完成したので、もう一度、
お地蔵さんにお礼を言って、発芽を祈ります。

作業は園の先生と、お母さんたちが中心で、
子どもたちは、お手伝いしたり遊んだりですが、
それでいいと思うし、一緒に関わることが大切です。
カエルやイモリを捕まえてお遊んだり、花を摘んだり、
1時間半の間には、楽しいことが一杯でした。