第1回 農茶会 NoM
(中央円内が粟野さん)
粟野秀さんの呼びかけにより、福光の情報発信基地「えこる」で、
第1回目の農茶会NoMが、21日の夜7時半から開催されました。
たまたま情報を目にした僕は、ちょうど時間も空いていたので、
どんな様子か見てみよう、と軽い気持ちで行ってきました。
少し早めに行ったので、まだ会場に人は閑散としており。
ねこのくら工房の宮脇さんが、粟野さん夫婦と話をしていました。
ペレットストーブの見本を並べた、「えこる」に入るのは初めてで、
今更ながら、こんな所に情報発信基地があったことに驚きました。
ここの前は時々通っているのですが、「えこる」は初めて意識したし、
いつもいかに素通りしているか、見えていないことに驚きます。
見えるものと見えないもの、と考えるときの「見えないもの」とは、
能力的に見えないものとは限らず、「見ていないもの」でもあるのです。
特に現代においては、高速交通網で移動する時代となって、
田舎暮らしにおいてさえ、出掛けるときは車に乗って行きますから、
自分の家と目的地までの間に、何があるかほとんど知りません。
周囲がまったく見えていない環境で、現実感の乏しいネット情報こそ、
リアル社会を超えて、僕らの実生活に影響を与えていますから、
気がつけば「見えないもの」に取り囲まれて、暮らしているとも言える。
「えこる」の中で待つ内に、次々に人が集まってきましたが、
そのうち半数以上の人が、知っている人だったのも驚きました。
山野在住の佐竹さん、ログログファームの坂井さんと城端の加藤さん、
なべちゃん農場の渡辺さん、寺子繋がりの窪田さん福野の河合夫婦。
ちいきおこし協力隊で来て、お店「のうさぎ」を出す湯浅さんや、
京都出身の金森さんは、大阪出身の勝田さんなど多彩でした。
八日町でフェアトレードのお店をやっている、竹内さんは、
「くらしのねいろ」の紹介もしており、石川県から来た人もいて、
その中の一人、「金沢キッチン」のお店の紹介も興味深いものでした。
そして皆さん共通しておっしゃることは、南砺市の食の豊かさで、
米を中心とした食材が、山菜野菜海の幸まで美味しいと言うことです。
富山の食文化に親しんでいると、これ以上の食は望めないでしょう。
粟野さんの進行で始まった会ですが、最初に自己紹介をして、
それから意見交換という予定が、自己紹介だけで予定時間が過ぎる。
今回は第1回とのことなので、このあと2回3回と続いていけば、
南砺市の食文化に、大きな影響を与えるだろうと期待できます。
今回の参加者の中では、僕が一番高齢者かも知れないので、
これから若い人たちが、交流を深めて進んで欲しいと思いました。