寒波が去って

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地上でマイナス7℃の寒波が、4日間ほど居座って、
日本列島はあちこちで、様々なトラブルがあったようです。
JR信越線では、乗客430人を乗せた列車が止まり、
車内で一晩過ごさざるを得なかった、とも聞いています。
また各地で車が動かなくなって、通行止めになるなど、
日常生活は、大混乱を余儀なくされたようですね。

我が家に関しては、冬野菜のストックもあったので、
野菜の高騰に振り回される事もなく、いたって平穏でした。
あえて言うなら、あまりの寒さで体調を崩してしまい、
3人そろって、何日か前から風邪気味になっていましたから、
昨日は思い切って、ゆっくり町の温泉で骨休めです。

幸い昨日からは、もう気温が上がり始めているので、
屋根雪も溶けそうだし、水道管も破裂はしませんでした。
今のところこれと言って被害はなく、この先は今月いっぱい、
今回ほどの寒波は来ないようなので、まずは一安心です。
このまま今年の冬が、何事もなく過ぎてくれますよう、
お祈りでもして、姫と遊んで暮らしましょうか。

毎年この時期には、雪のない地方がうらやましくもあり、
沖縄に移住していれば、もっと楽だったかなとも思う。
暑ければ暑いで大変ですが、少なくとも僕の場合は、
寒いよりは暑いほうが、日が陰れば涼しくなる希望がある。
その点で寒い日は、夜に向かうのが不安になってしまいます。

絶対安全なんてものは、まったく信じてもいないし、
人はいずれ死ぬのだから、むしろ“それまで”を考えたい。
寒さや暑さで死ぬことは、滅多にないことですけど、
人の能力を超えたところで、自然界は輪廻しています。
思わぬことで、今日には死ぬかもしれないわけですから、
持って生まれたこの命は、大切に活かしきりたい。

家族も無事、家も無事、町も無事で、車も無事で、
直接自分がかかわれる世界が、無事であることが大切。
自分には手の届かないどこかで、悲惨なことがあった場合、
意見を言うことはできるけど、それ以上は関われない。
僕らはまず自分の生活圏を、守っていくしかない。

直接手の届かない世界は、どう嘆いてみても、
それは踏みつけられる虫の世界を、嘆くようなもの。
同じ命を大切にしたくても、違う世界だと思うのです。
僕らは神ではないし、できる事の範囲は狭いから、
その狭い世界を少しでも理想に近づけることで、
もっと広い世界への、波風とするしかありません。

生き方を考えるにも、環境の条件は大切なことで、
違う時代や違う地域であれば、違う生き方を選択する。
そうした条件を考慮するときに、どこまで考慮するのかも、
生き方の考えを基本的に、左右することになるでしょう。
そのうえでこそ、自らの生き方をもって暮らしていたいのです。