寒中お見舞い申し上げます!

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1月5日が小寒で、このあと寒さの本番となって、
大寒を迎え、2月4日の立春までが寒中となります。
年賀状を出せるのは、基本的に今日7日までで、
それさえも今からでは、礼儀としても遅すぎます。
だけど出し忘れた人から、届いた年賀状には、
無沙汰も失礼なので、寒中見舞いを出したりする。

暑中お見舞いや寒中見舞いなど、季節に一つの通信は、
現代のように忙しい時代には、うまく合わない。
出したはがきが届かない内に、メールが飛び交って、
はがきが届いた頃には、内容がズレてしまったりする。
だけどビジネスなら、通信は早いほうがいいでしょうが、
人間的な付き合いなら、ゆっくりとした時間が欲しい。

人付き合いには、事務的なものより大切な情があり、
情緒を共有するには、ある程度の時間の流れが必要です。
あるいは理性的な判断も、冷静になる時間が必要で、
SNSのような、即答で答えることは困難と思われる。
いつも即答を求められるSNSで、強引にやりとりすると、
どこかで誤解が入り込んで、取り返しが付かなくなる。

常に何かに追い立てられているような、現代社会とは、
こうした事情を言うのであり、落ち着きません。
せめて季節の挨拶くらいは、たっぷり時間を掛けて、
相手の顔を思い出しながら、はがきでも書きたいものです。
と言っても僕は寒中見舞いは書きませんし、SNSも嫌いで、
親しかった友人とも、それで疎遠になっている人もいる。

一週間も連絡がないと、疎まれるような関係であれば、
僕には続かないから、縁がないものとあきらめます。
中には年に1度2度しか、連絡を取り合わない友もいて、
それでも思い出して連絡すれば、親しく話せる友は嬉しい。
生涯を通した人付き合いでは、そんな友のありなしが、
人生の豊かさを、左右するのではないかと思います。

ともあれ、一年で一番寒い季節になりました。
皆さん体調に気をつけて、寒さをしのいでください。
一ヶ月間辛抱すれば、また暖かい季節が近づいて、
次々に花の便りが始まり、すぐに春一番が吹くでしょう。
また暖かくなるその日まで、頑張って寒さに耐えて、
みんなで幸せな春を迎えたい、そう思っています。