おもちゃ売り場へ

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クリスマスが近づいて、サンタクロースを信じており、
プレゼントを楽しみにする姫と、おもちゃ売り場に行きました。
パパはサンタさんとも知り合いなので、姫が何を欲しいか、
伝えておくために、欲しいものを確認しに行くのです。
何が欲しいかわかっているときは、確認には行きませんが、
今年は少し事情もあって、事前におもちゃ屋へ行くことにしました。

姫が欲しいと言っている、「う~も」とか言うおもちゃは、
安いお店で買っても、消費税を入れれば1万円近くするのです。
最新の高機能なのは良いけど、それが本当に欲しいのか、
疑問に思って様子を見ると、ネットの子ども番組で宣伝している。
我が家にはテレビはないので、あまりCMに毒されないはず、
と思っていたら、今やネット番組もCMだらけで規制もなさそう。

子どもたちに向かって、「チャンネル登録してね~!」
と呼びかける番組そのものが、おもちゃ会社と繋がっている。
特定のおもちゃを紹介して、使ってみる内容ですから、
「これ買ってね」と言わなくても、子ども心に刷り込まれます。
しかも電波のテレビと違って、何度でも見られますから、
子どもはすっかり、その世界に嵌まってしまうのでしょう。

子どもに本当に良いものなら、1万円使うかも知れませんが、
どうやらこの商品は、卵から生まれる仕掛けだけが取り柄なのです。
生まれてしまえば、ちょっと仕掛けのある人形と何も変わらず、
そんなものなら、すでに我が家にもたくさんあるのです。
と言うわけで、直接おもちゃ屋へ行っていろんなものを見せて、
何が欲しいのかを、自分で考えさせることにしたのでした。

北陸地方でも最大級の、ショッピングモールのおもちゃ屋で、
姫も目移りするくらいに、たくさんのおもちゃが並べられている。
そこには「う~も」もありましたが、もっと欲しいものが、
次々に現れて、「う~も」は次第にどうでも良くなっていきます。
そして姫が欲しいものの中から、最終的に選んだ3つの商品は、
かわいい犬のセットと、化粧ポーチのおもちゃ等でした。

お値段も半分以下の4千円台で、これなら納得できるし、
ネットで欲しいと思わされた商品と違い、本人が選んでいる。
そこでこの3つのおもちゃを、サンタさんに伝えて、
あとはサンタさんにお任せする、と決めて帰ってきました。
まだ5歳前の子が、あまりに女の子思考なのも心配でしたが、
日本にはまだジェンダーまで考えたおもちゃは、少ないのです。

試しに外国からの輸入品を見ると、ジェンダーフリーが多く、
日本の文化における、男女の違いの大きさが気になります。
写真を見ての通り、女の子用のコーナーと男の子のコーナーは、
はっきり分かれていて、姫の心にも振り分けが出来ている。
せめてこの感覚が、将来における差別にならないように、
しっかり意識を持って、育って欲しいと思うのです。