井波地域文化祭

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昨日今日と、南砺市井波地域文化祭が開催されています。
そこに「寺子こども園」も参加して、普段の活動発表があり、
寺子の子どもたち全員参加による、ステージ発表もありました。
地域の文化祭ですから、そのほかの保育園はもとより、
小学校や中学校、公民館やクラブ活動の発表もあるのですが、
それは他の人にお任せして、僕は寺子こども園の紹介です。

写真で紹介したのは、一番上が年間の活動紹介を纏めたもので、
屋外活動の多い寺子らしく、多くの場所へ出掛けているのがわかる。
実際に我が家の姫も、この一年間でかなりたくましくなって、
どこへ出掛けたときも、自力で全部歩いていたことを思い出します。
料理の日は包丁も使うようで、普段は見ない包丁を使う姫の姿が、
なんだかたくましく、頑張ってくれと応援したくなるのです。

上から2番目の写真は、昨日のステージ発表の様子ですが、
衣装もかわいくて、たまたまですが姫が真ん中にいるのです。
そう言えば僕が幼稚園の時に、自分では覚えていないのですが、
水戸黄門役に扮装している様子が、しっかり写真に残っていました。
姫もいずれ忘れるにしても、こうして写真に残しておけば、
何かの機会に思い出して、なつかしんでくれるかも知れません。

3番目の写真は自画像の絵を展示したもので、姫は右上の端、
少し寂しげなのですが、やさしそうな顔を描いているのが嬉しい。
寺子こども園に入園するときに、どんな子になって欲しいかと、
聞かれた時に、「健康で元気に人に優しい子になって欲しい」と応え、
その通りに育っているようで、なんだか嬉しくなるのです。
ステージでも元気いっぱいで、固まっていた去年とは大違いでした。

そして一番下は、食育を大切にする寺子らしい活動作品で、
野菜ソムリエと名付けて、野菜を使って海の中を描いたものです。
白菜の芯の部分で、バラの花をスタンプしていたのが印象的で、
この寺子では、料理の専門家が二人関わって給食を作っています。
どこかのニュースでは、給食センターの食事のまずさが話題ですが、
寺子では毎日寺子の台所で食事が作られ、温かい食事が当たり前です。

瑞泉寺門前町として栄えた井波で、お寺の教えを基盤とした、
寺子こども園があることは、本当にありがたいことでした。
だけどこのこども園は、お役所からの援助がまったくないので、
経営は厳しく、心ある人々の有形無形の援助によって成り立ちます。
子育て重視と言いながら、市民の自律的な活動には援助しない、
そんなお役所仕事が、少子化を助長しているようにも見受けるのです。