ミサイル騒動

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このところ北朝鮮からのミサイルで、毎日のようにマスコミが騒ぎます。
特に日本上空を通過した日には、朝から特別番組まで組まれる始末で、
「こんな事くらいで騒ぐんじゃない!」と、怒り出す人もいたと聞きます。
なにしろJアラートとかで、早朝に起こされた人も多かったうえに、
警報から5分もしないうちに上空通過で、警報は解除されてしまいました。

警報が出たと同時に、頑丈な建物や地下へ非難するように言われますが、
5分や10分で、いったいどこへ非難できるというのでしょうか?
しかも北朝鮮が本気で攻撃する場合、核弾頭である可能性があるわけですから、
その場合はほとんどの人にとって、逃げ場などどこにもないと言っていい。
助かる道はただ一つ、ミサイルなど撃ち込まれないようにするしかありません。

軍備を進めれば進めるほど、軍事衝突の可能性が高まるというのに、
トランプ政権と金正恩政権は、お互いに罵り合って緊張を高めてもいる。
どうして金正恩が政権を取っているのかも、首をかしげるしかありませんが、
同じようにトランプ氏にしたって、あまりまともな大統領とは思えない。
さらに言えば、そんなトランプにべったりの安倍政権もまともとは思えない。

どうやらこの3人は、政治運営がうまくいかないので国家の危機を演出し、
国民に政府への求心力を強めようとして、危険な火遊びをしているように見える。
こんな演出に付き合っていては、必要もないのに振り回されるばかりで、
まったくもって馬鹿馬鹿しいけど、3人には大きな権力があるから困るのです。
だけど核弾頭の時代に、本格的な戦争などできるはずがありません。

もしも戦争になるとすれば、強く引き留める人間がいなさそうな金正恩が、
存在の危機を感じて自暴自棄になったときが、一番危ないように思う。
トランプ氏に関しては、思慮があるとは思われないけど独裁体制ではないので、
周囲が諫めることで、最悪の事態は避けられるだろうと期待もできます。
アベノ独裁は蚊帳の外で、金正恩は相手にする気もないでしょう。

まるで戦時中のように空襲警報が鳴り響いても、市民は何もできないし、
ただ不安を煽られて、森友疑惑、加計学園、佐川国税庁長官就任を忘れさせる。
このあとさらに北朝鮮は、アメリカに対する軍事挑発を続けることで、
直接交渉に持ち込めば、やっぱり核開発をやってよかったってことになる。
置いてきぼりを食う日本は、まるで猿回しの猿のようにも見えますが。