6月に学ぶ
今月の学びの場は、田植えの話しが中心で、
草払い機をどう考えるか、石黒さんが話されました。
確かに僕も、以前は草払い機を使わなかったのに、
今の広さを稲作するようになって、機械を使い始めた。
自然農の考え方から考えて、違和感はあるのですが、
機械を使わないと間に合わないのも、事実です。
それならもっと大型の機械はどうなのか、と考えて、
耕さなければ、どんな機械を使ってもいいのか?
と考えたときに、やはり化石燃料は使いたくない、
と言うのが、基本的にあるのだろうと思います。
何故そうなのかと言えば、自然の基本的な考え方が、
「問題を起こさない生き方」だからだと言えます。
もともと合理化と、大量生産の現代において、
地球温暖化を含めて、エネルギー使用が多すぎる。
そしてこれを阻止するために、原子力を使う、
と言った、問題の多い解決策がとられてきました。
しかしそれでは、さらに大きな問題を起こすことは、
すでに多くの人が、実感していることでしょう。
そもそも僕らは、それほどのエネルギー消費が、
必要なのかどうかを、検証する必要がある。
そう考えたときに、もっと低エネルギー社会を、
目指せば良いと、考えることが出来るのです。
すなわち、なるべく内燃エネルギー機械を使わない、
これが目指す方向だから、草払い機も減らしたい。
しかし車を使わないと、極端に不便になるので、
車は使うのと同じように、草払い機も使うのです。
我が家では、車を一台で済ませているのですが、
田畑が自宅から遠いことや、温泉旅行が好きなので、
気がつけば初回の車検まで、4ヶ月を残しながら、
既に5万2千キロを、走っているのも問題です。
まあ問題はいっぱいあるのですが、ある程度は楽しく、
それでもなるべく問題を少なく、生きたいと思う。
そんなわけで草払い機も、なるべく使わない方向で、
だけど無理はしない程度に使う、と言うことでしょう。
日々自然農の心を失わなければ、考える問題ですが、
だからと言って、完全にはクリアできないのも事実です。
まあやるだけやったら、ある程度は適当にもして、
生きていることを楽しみ、だけど考えることはやめない。
毎日違う状況が訪れますが、その都度考えることで、
道を踏み外さずに、気持ちの良い暮らしを目指したい。
これが今のところ、僕が考えている暮らしなので、
無理をしないで、幸せを求めたいと思うのです。