コカ・コーラ ~ 若鶴酒造・大正蔵
先日富山県のエコノワに参加したとき、僕が所属するNプロの理事長と、
コカコーラのCSR推進グループの人が知り合い、訪問することになりました。
僕らは5人で、砺波市にある北陸コカ・コーラボトリング株式会社に伺い、
最新鋭の工場の中を案内していただいた上で、CSRの取り組みを聞いたのです。
まず驚いたのは左上の写真の通り、この巨大な工場に働く人は少なくて、
最新鋭の工場は無人の場所が多く、かなりの高速でボトリングが行われている。
多くの人数が働いていると思った工場で、実際に就業しているのは160人だけで、
無菌状態にするために、普段は人間が入らないエリアも結構あるようなのです。
コカ・コーラ社の商品の多様性にも驚きますが、世界的にも日本が一番種類が多く、
そうした多様な商品を、同じ工場の行程を使って作れるところもすご技です。
あの独特の瓶の形も懐かしいもので、僕は学生の頃にプールの監視員のバイトをして、
毎日1リットルのコーラを飲んでいたことを、懐かしく思い出しました。
またこの工場だけに限らず、この会社は以前から環境活動にも熱心であり、
工場で使うビン、カン、ボトル、珈琲やお茶の残渣は、全部リサイクルされている。
さらに屋上にはソーラーパネルが置かれ、水を大切にする姿勢を示すために、
使った水の分だけ環境に水を取り戻す意図で、植林の取り組みなどがされています。
そして地域社会への参画として、同じ水を大切にする若鶴酒造と手を組み、
古い酒蔵をリニューアルして作られたのが、大正蔵というしゃれた建物でした。
工場から少し離れていますが、城端線の油田という駅の前に位置しており、
お酒を飲んでも鉄道やバスで帰れるのが、いかにも酒造会社とのコラボでしょう。
右上の写真を見ていただければ、およその様子は分かると思いますが、
大きな空間を4段にして、それぞれの段にテーブルと椅子が配置されている。
ピアノなんかも置かれているようなので、こんな場所でライブバーなど試みれば、
お洒落な大人の楽しみが広がるような、そんな想像をしてしまいました。
さらに無料で試飲が出来ると知って、若鶴の看板商品をいくつも飲みましたが、
無濾過生原酒と称する「苗加屋」の青ラベルが、最高に美味しいお酒と感じました。
若鶴酒造のものでは、普段から「玄」はよく飲みますが、苗加屋は初めてで、
無濾過生原酒がこんなに美味しいものとは、お酒好きなのに知りませんでした。
建てたものではありますが、まだあまり十分に活かされているとは言えません。
そのためにこうして、僕らのNプロのようなNPOにも案内してくれるのですから、
僕らもこれを活かして、何か出来るようになればいいと思いました。