ありがとう南富山店♪

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昨年は例年よりも多く、古代米を作りましたが、
特にどうすると言う、あてがあったわけではありません。
いつも買っていただいている人が、買ってくださった後は、
そのまま家で眠っていて、3月になってしまいました。
暖かくなるまで置いておけば、劣化が始まるので、
さてどうしたものかと思ったら、救いの手が現れた。

知り合いの何人かに、さばく先を打診していたら、
その中の一人が、自然食品の店に置いてもらうと言う。
自然食品を取り扱う、「ありがとう」南富山の上野さんは、
確かに以前から知っている人で、一緒に市民活動も手伝った。
そこで何袋かを渡し、お客さんに紹介してもらったところ、
評判が良くて、最終的に36袋をさばいてもらえました。

これで古代米は、自家消費分を除いてすべて無くなり、
無事に全部をさばけた、と言うことになったのです。
今年の作付けをどうするか、と考える上でも心強く思われ、
自力で可能な限りは、作り続けようと思えるようになりました。
こうした7種類の古代米を、ブレンドして売るとなると、
手間暇が掛かり過ぎるので、誰も真似する人はいないのです。

だけどこの「七種ブレンド古代米」は、玄米のままで、
普通の白米と一緒に炊いて、美味しく食べることが出来ます。
すなわち赤米や黒米の、体に良いと言われる微量成分を、
そのまま食べられる上に、ミドリ米や香り米の成分で美味しい。
「ありがとう」南富山でも、上野店長が実際に炊きあげて、
試食してもらうことで、お客さんが買ってくれたと聞いています。

良いものを作っていれば、必ず売れるとは言っても、
僕らには売るためのノウハウも、顧客も限られています。
そんなときに、こうした専門店があることを利用できれば、
きっと良い結果が出ることを、あらためて気づかされました。
ネットでさばくことも考えましたが、売れれば良いものではない、
欲しいと思う人と、どのように繋がれるいかが鍵なのです。

農作物があまりにも身近にある南砺市で、自然農作物は、
欲しい人は自分で作れば良いのだから、ありがたみは薄い。
だけど富山市あたりの都市部では、欲しいと思ったなら、
扱っているお店を探すしかないので、お店にあれば売れるのです。
こうした当たり前のことでも、具体的な手段を持っていないと、
どうして良いか分からないのが、僕の現実だったのです。