日本人は絶滅危惧人種・・・・

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昨日はホワイトデーでしたが、そんなことはすっかり忘れて、
石川県立音楽堂の邦楽ホールまで、南先生の講演を聴きに行きました。
ミキグループの主催で行われている、一連のオープンスクールで、
今回の講演に関心を持ったのは、日々の食に対する講演だったからです。
たまたま数日前に、ミキグループの人と会って話をしていたときに、
この講演を勧められて、妻が行きたいというので参加してみたのです。

講演の内容はとても納得のいくもので、最近50年間の日本で、
いかに食生活が変わってしまい、それに伴って医療費が増えたのか。
いくつか要因はありますが、何より家庭で食材から食事を作らなくなり、
外食化と工場化で、食生活が安全ではなくなってしまったのです。
具体的には食品添加物が増え、劣悪な輸入食材を大量摂取して、
体に危険なトランス脂肪酸や、たんぱく加水分解物を取り込んでいる。

まずこの食品添加物ですが、日本は世界中の国々で飛び抜けて多く、
1500種ほどあって、これ自体体に良いとは思われません。
ところがそれ以上に怪しい、トランス脂肪酸とタンパク加水分解物が、
日本ではほぼ野放しに使われ、人々の体内に入り込んでいます。
その結果として、動脈硬化認知症、アレルギーやクローン病が増え、
さらには糖尿病の人が多く、日本人の国民病とまで言われている。

しかもトランス脂肪酸に関しては、摂取量が多くなるに従い、
性格が怒りっぽくなると報告もされ、世界中で関心が高まっている。
こうした研究成果は、ハーバード大学医科大学院グループなどが発表し、
世界中で多くの人が注目していますが、なぜか日本では話題にしない。
海外では規制対象になる食品が、日本では売り上げを伸ばして、
それと比例して、日本人の生活習慣病が増え続けているわけです。

食品工業や医薬品工業が、売り上げを伸ばし続けることで、
日本経済は膨らみ続けていますが、医療費も増え続けています。
海外の人から見れば、日本人は真実を知らされていない国民であり、
国民の健康を損ねる食品を増産して、医療費が膨れあがり続け、
それによって経済成長するという、自分を犠牲にして暮らす民族です。
増え続ける医療費の9割が、食事が原因というのだから驚きます。

これを裏付けるような報告が、2年前に人口問題研究所から出ています。
もちろん日本の研究所ではなく、アメリカの人口問題研究所ですが、
それによると、世界には絶滅を危惧される民族が5つある。
そして日本を含めた5カ国ですが、日本はそのトップにあったのです。
他の4カ国はずっと内戦の続く国ですが、日本だけは違います。

このニュースを受けて、日本の少子化を憂える人は多いのですが、
なぜ日本でこれだけ少子化になり、セックスレスになったのかが問題です。
昨日の講演者である南清貴さんは、食生活の劣悪化が原因であって、
これを正せば健康な人が増え、ちゃんとした子が成長すると言うのです。
子どものアレルギーが増大している中で、この話を聞けば納得ですが、
経済優先の日本では、会社の業績に水を差すことはやりません。

しかもこの絶滅危惧人種の中には、チェルノブイリ事故のあった、
ウクライナが入っているわけで、放射能の影響も見過ごせないでしょう。
福島より25年早く原発事故があった、チェルノブイリがあるウクライナで、
今なお奇形児が生まれ続けており、こうした子たちは生きる力も弱い。
放射能と工場食品で汚染された人たちが、医療と社会福祉で生きる国では、
国民が健康であるはずがなく、やがて民族は滅びると言うことでしょう。