スペシャル《 豆餅 》♪

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去年は全体に豊作でしたが、黒大豆は収穫時期に強風が吹き、
その後に長雨があって、収穫できたのは全体の半分以下でした。
しかも収穫した黒大豆の半分は、少し芽が出てしまったり、
形が崩れたり色が悪かったりで、まともなものは少なかったのです。
ちょうど今年は味噌が消費しきれず、それなら今年の味噌造りは、
青大豆のみにして、黒大豆は料理に使うことにしました。

だけど料理だけで使うには多いので、今年は初めての試みで、
餅つきの餅に黒大豆を入れて、黒大豆餅を作ることにしたのです。
去年の暮れに餅つきに参加したときは、大正餅米で豆餅を作り、
好評を得ていたのですが、今月はミドリ米でやってみました。
このミドリ米はうっすらと緑色掛かった、美味しい餅米で、
砺波平野でも何人かは、今も作り続けている人がいる餅米です。

実は餅米の世界も、大正餅米以外は作る人がいなくなって、
JAでも扱ってくれないのか、ミドリ米は流通していません。
だけどこの美味しさを知る人は、今でも自分で作って食べている。
僕もこのミドリ米を餅にするようになって、ずいぶん久しいですが、
とても気に入っているし、やっぱり美味しいのでやめられません。
その餅米に黒大豆を使い、自家製の《 豆餅 》を作りました。

どうせ作るならと思い、普通よりも多めに黒大豆を入れて、
ミドリ米は玄米から5ブ精米をして、食べやすくもしての挑戦です。
これが写真で見ての通りの仕上がりですが、我ながら嬉しくなる、
美味しくて困るような、自家製スペシャル豆餅になりました。
最初は焼かずに食べてみましたが、固いけど美味しいし、
焼いて食べれば言うことなしで、これぞ豆餅♪って感じです。

最初はいろんな人に配るつもりでしたが、もったいなくなって、
妻の実家とお世話になった人にだけ、少しお裾分けしました。
調子に乗って、来年はヨモギ餅とか栃餅とかもやってみたいなんて、
考えたりもしますが、それはやっぱり僕らには難しそうです。
石黒さんに相談して、教えてもらいながら挑戦できれば、
いつか出来るようになる、とは思っているのですが・・・