シャンティクティ
安曇野を旅する途中で、妻が急に行きたいと言い出したのは、
自然農による持続可能な暮らしをする、シャンティクティでした。
以前に一度、シャロムヒュッテを訪ねたことがあるのですが、
同じ臼井さんファミリーによる、自然農暮らしの宿泊施設です。
残念ながらオーナーたちは、インドに出かけていて留守でしたので、
お話は聞けませんでしたが、敷地の中の様子を見てきました。
大きな建物の前に車を停めて、おそるおそる建物の横を通り抜け、
裏庭にある畑や空き地、コビトの小屋などを見て回りました。
畑の面積は案外狭かったのですが、建物の近くにあるのがいいし、
薪割りをしたり遊んだり出来るス、広いペースがあるのも楽しげです。
心が躍るままに足を運んで見てみると、子供が遊びたくなるような、
小さな小屋が二つあって、その一つは種小屋のようでした。
自分たちもこんな暮らしがしたい、と思うようなアイテムが、
たくさん詰まった小さな小屋で、姫もたいそうなお気に入りです。
実際に左側の小屋を覗いてみたら、小さい人用の家具があって、
姫は満足そうに、その椅子に腰掛けて笑っていました。
森の中に隠れるように、自給自足を楽しんで暮らせる空間で、
自然農やパーマカルチャーの、具体的な形がここにあるのです。
ネットで情報を探してみると、「持続可能な幸せな暮らし」として、
「Shalom Community」のページがありましたので、紹介しておきます。
このサイトからシャンティクティへも、リンクがありますので、
持続可能な暮らしに興味ある方は、覗いてご覧になってください。
お好きな方には、オーガニックレストランの案内もあります。
僕は南砺市の町中にいて、家の周りに田畑がありませんから、
いつかどこかで、田畑や森に囲まれた暮らしがしたいと思っています。
だけどうまく適当な場所が見つけられないまま、今日になって、
せめてこうした試みをする人を紹介し、応援したいと思うのです。
特に僕個人の場合は、海に対する愛着が強くあるので、
海と山に囲まれながら、自然農をして暮らせたら最高ですが。
夢だけを見ていてもどうにもならないので、現実の暮らしの中で、
僕は僕なりに自然農を始め、自分の生き方を模索してきました。
今年は高齢者の一人になるので、もう多くのことは望まないのですが、
それでも自分の生き方の中で、なるべき楽しく暮らしていきたい。
そんなときに、シャンティクティやシャロムヒュッテは参考になるし、
こんな暮らしがしたいなあ、と思ったりもするのです。