安曇野へ
お正月休みの最後に、久しぶりの安曇野へ行ってきました。
今回は午後2時にはチェックインできるので、早めに行って、
ゆっくり温泉に浸かって、イルミネーションでも楽しむ計画でした。
ところが毎度のことですが、予定通りには行かなくて、
結構な苦行になってしまいましたが、それでも楽しかったです。
全体の気象情報を見ると、今日は飛騨方面では天気が悪く、
糸魚川方面は比較的良い予報で、明日はこの逆になる可能性が高い。
大きく立山を一周する形で、全体の予定を組んでいきました。
空に雲は広がっていましたが、魚津から糸魚川を抜けるときは、
青空も広がって、気持ちの良い旅の空となりました。
糸魚川市を通るので、先日の大火事の跡を見ておこうと思い、
市内を探してみましたら、思ったよりも酷い焼け跡です。
ちょうど出火と同じ日に、我が家でも鍋の火の消し忘れがあって、
幸い僕が家にいて気づいたので、事なきを得ていたのです。
ちょっと間違えれば、こんな大火になった可能性があったと思うと、
本当に恐ろしいことだし、火の用心は疎かにはできません。
そんな反省をしながら、安曇野まで車を走らせたところで、
一カ所寄ってみたいところがある、と妻が言い出して予定変更。
住所もよく分からないところを、なんとか探し当てて立ち寄って、
遠回りで宿へ着いたら、すでに3時半になっていました。
さてゆっくり温泉に入って休もうと思ったら、姫のコートがない。
どうやら立ち寄り場所に置き忘れたようで、取りに行きます。
この時刻から激しく雪が降り出したので、運転は妻には任せられず、
疲れてはいたけど無理をして、夕暮れの始まった雪道を走ります。
それでもなんとかコートはあったので、急いでホテルに戻って、
イルミネーションを見に行く、送迎バスに乗りました。
その場所はイルミネーションだけでなく、姫が喜びそうな、
いくつもの展示があって、走り回って全部を見たと思います。
かなり疲れてホテルに戻って、予約してあった和食を食べて、
ようやく落ち着いて、ゆっくり温泉に浸かることが出来ました。
時刻はもう9時になっており、姫はこの時点で眠ることになって、
一緒に妻も寝てしまい、僕は一人でビールを飲んで寝ました。
ところがベッドだったので、姫が落ちそうになっていましたから、
急遽和室に布団を敷いて、全員そちらに移動して寝直しです。
翌日は時間をのんびりと、温泉に入ってから朝食を取り、
レストランの大ガラス窓の外に、雪の山脈が広がって見えました。
時々青空も広がって、流れる雲とのコントラストが素晴らしく、
これを見るだけにでも、来た甲斐があったと思うほどでした。
12時のチェックアウトまで、部屋で姫を相手にお遊びをして、
その間に妻はゆっくりと温泉に浸かり、日頃の疲れも落とせたかな。
今回の予約は昼食付きだったので、ホテルのレストランで食べて、
午後はホテルのスタッフお勧めの、ミュージアムへ行きました。
そして穂高神社へ行ってみると、達磨が積み上げられていました。
達磨を燃やす習わしなのでしょうが、こんな風景は見たことがないし、
たくさんお達磨さんの顔を見ていると、なんだか笑ってしまいます。
これに火をつけて燃やすときは、どんな感じなのでしょう。
境内には新築の珍しい建物があり、後方には形ばかりの縄を張って、
今年の干支である立派な酉が飼ってあり、逃げないのも面白い。
ゆっくりしたいと思った温泉旅行も、慌ただしく過ごしましたが、
まるで命がけのように車を運転していても、これが戦争ではないこと、
誰かを殺すために命がけなのではなく、家族を喜ばすために、
命がけであるなら、これもまた信に幸せと思って頑張れるのです。