恋もお酒も・・・

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僕はお酒が嫌いじゃないので、結構飲みます。
若い頃は飲み過ぎて、記憶がないままに、
家の前まで来て、玄関先で寝込んでいたこともある。
駅からタクシーで帰って、ゲロを吐いてしまい、
家の中を汚したくないので、そのまま寝たようです。

家に帰らなくていい場合は、一度飲んで眠くなると、
そのまま一寝して起きてから、もう一度ゆっくり飲む。
と言っても、お酒そのものが好きなのではなく、
雰囲気を味わいながら、会話をするのが楽しいのです。
よって一人だとあまり飲まないし、飲み相手が、
気の合う相手じゃないと、あまり飲みたいと思わない。

こんな僕のお酒好きを知っている人が、時々僕に、
珍しいお酒を用意してくれるのは、ありがたいことです。
一本数万円のウイスキーなど、美味しいし悪酔いしないから、
飲むだけ飲んで翌朝になって、あまり飲んだ気がしない。
これって良いことなんだか、何の意味があるんだか・・・

僕が普段飲むのは、夏場はほとんどビールですが、
冬場には泡盛を飲むことが多くて、それもお湯割りです。
焼酎は買って飲むことはないけど、お店では飲むので、
知り合いが珍しいからと言って、じゃがいも焼酎をくれました。
芋焼酎はよく飲みますが、たいていサツマイモの焼酎で、
ジャガイモの焼酎というのは、初めて飲みました。

癖の強いお酒はともかく、現代のお酒は何を飲んでも、
口当たりが良いので、どれでも同じに感じます。
40年前のお酒なら、どれも個性的で飲みにくいのが多く、
それぞれの個性を味わうのが、一つの楽しみだったけど、
今は何を飲んでも、あまり強い個性がないのです。

そう言えば恋も、昔は命がけの強い力があったけど、
最近の恋は、どこか淡くはかない感じがするのは何故か。
男と女のいざこざも、恋と言うよりは性欲と利害で、
そんなものを全部振り切ったところに、見ていた恋は、
すっかりなりを潜めて、過去の遺物となったかのようです。
お酒も恋もマイルドで、強い味わいがなくなった。

僕は今の結婚をするまでに、いろんな人と付き合って、
甘い恋も苦い恋もしてきたけど、良かったと思っている。
この世に産まれて生きて、一つの命を全うするのに、
男と女のする恋は、神秘的でパワフルなものだと感じている。
この恐れと喜びを、過小評価したくないと思うのです