「住みたい田舎」ランキング

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「田舎暮らしの本」2月号に、2017年版として、
「住みたい田舎」ベストランキングの、発表がありました。
僕の住む南砺市は、このランキングの総合部門において、
第3位という、好成績を収めた発表が載っています。
部門別で、「子育て世代」や「シニア世代」ではランク外ですが、
「若者世代が住みたい田舎」部門では、第8位に登場します。

全国500市町村がエンタリーして、移住者数、移住者支援策、
自然環境、災害リスク、医療環境、子育て環境などをアンケート。
全部で161項目のアンケート結果から、採点をして、
南砺市が第3位というのは、やっぱり誇りに思えるのです。
紙面に写真が載っている「南砺で暮らしません課」の皆さんは、
本当によく頑張っておられるので、頭の下がる思いです。

僕の住む井波地区では、120軒の彫刻工房があったり、
南砺自然体で見れば、織物や建具、靴、帽子職人などもいる。
彼ら彼女たちの多くは、余所から移住してきた人が多くて、
南砺市には確かに、芸術家や職人を受け入れる土壌があるのです。
こんな南砺市を、近年盛り上げてきたのが今の田中市長であり、
彼の「協働のまちづくり」がなければ、実現しなかった。

世界全体を見回せば、行き過ぎた経済拡大によって、
お金問題や貧富の格差など、解決したい問題は多いでしょう。
そのためにどうするかの具体的方法において、田舎暮らしがあり、
問題としての空き家対策は、移住促進の妙薬でもあると思う。
なにしろ砺波平野は、以前から世界でも有数の豊かな地で、
自然の豊かさに加えて、商工業の発展も著しいのです。

巨大なイオンモールや、アウトレットが近くに出来て、
消費経済文化も身近にあり、不便に思うことはあまりない。
金沢や富山から適度な距離もあるので、都会の喧噪には遠く、
氷見や新湊からも近いので、海山の幸がどちらも新鮮に手に入る。
こんな素晴らしい土地は、世界中探しても少ないと思うし、
行政に移住支援策があるのだから、利用しない手はないのです。

初めて南砺市へ来た人は、空気と水のおいしさに驚くけど、
僕らにとってはあたりまえで、山を背景の自然も毎日が美しい。
何か手に技術がある人は、すぐにでも移住して暮らせるし、
何も特別な能力がない人でも、移住支援策を利用すれば暮らせます。
ひとたび暮らし始めれば、お金以上の人間的繋がりがあるので、
なんとか暮らしていけるのも、田舎暮らしの魅力でしょう。

もしも様々な社会問題に関心があるなら、僕らと一緒に、
協働のまちづくりに参加して、様々な提言をすることも出来る。
個人で出来ることは少なくても、すでに挑戦者が多数いる、
この南砺市は、そうした面でも先進社会だと思うのです。
何をして良いか分からないなら、自然農に挑戦するのもお勧めで、
南砺市のあちこちに、耕作放棄の農地が散らばっているのです。