日本一裕福な場所!

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日本で一番幸せな県、ランキングというのがあります。
それを見ると、1位が福井県で、2位が富山県となっていますが、
福井県原発がたくさんあるので、住みたいとは思えない。
すると富山県が1番、と言うことになると思うのですが、
所得ランキングを見ても、富山県人の収入は多いようです。

誤解のないように、もう少し詳しく見ておきますと、
世帯主が1ヶ月につき、勤め先からもらっている給料は、
東京都が1番で、富山県は各県平均の真ん中ほどです。
それが一世帯における給与月収となると、富山県は全国で3位、
さらに給与所得に経常収入まで加えると、富山県は全国で1位となり、
2位が福井県で、東京は全国で3位に転落してしまうのです。

これは富山県の場合に、核家族よりも親と同居などによって、
複数世帯家族が多いこともありますし、女性がよく働くからでもある。
東京などと違って、収入を持たない家庭の主婦はほとんどいなくて、
たいてい何か仕事をして、それなりの収入を持っているのです。
東京では一人の収入は多くても、富山ではみんなが働いているし、
それに加えて豊かな土地から得る収入で、裕福になるのです。

そんなことはどこの田舎でも、似たり寄ったりだとすれば、
もう一つ忘れてはいけないのが、富山県は農業よりも工業の県。
戦前から安い電力を使ったアルミ生産など、工場がたくさんあって、
そこへ勤めに出る人が多くいる、という事情も忘れてはいけない。
もともと豊かな米の産地であるところへ、次々と工場ができて、
他県では見られない、豊かな地域ができあがっているのです。

特に僕が住む砺波平野では、「家道楽」という言葉があり、
使い道のないまでに貯まったお金は、御殿のような家になります。
昔であればこうした財を築いた名士は、社会貢献をしたものですが、
今ではそんな奇特な人もいなくなって、御殿のような家を建てる。
いきおい家は余って、空き家が増えているのですが、
空き家は利用されることが少なく、新築の家が増え続けます。

天災も比較的少なければ、富山湾の海の幸も美味しいし、
周囲を取り囲む山の幸も豊かなので、まさに天国のような場所。
それなのに人口は減り続けるし、過疎と高齢化が進んでおり、
このままでは将来が不安だ、と言う人も大勢いるようです。
さてこんな富山県を、あなたはどう思いますか?