残暑お見舞い！

梅雨明け以来、全国で３６℃を超える猛暑が続いているようです。
この数年は、毎年のようにどこかで記録的な暑さになって、
熱中症で搬送される人も、かなりの数になっていると聞きます。
どうしてこんなに暑いのか、この温暖化の原因のほとんどは、
人間がエネルギーを使いすぎるのだと、言われて久しいのですが・・・

我が家は今もクーラーがないのですが、昔よりもやっぱり暑い。
昔は裏庭を通って風が吹きこみ、昼寝も気持ちが良かった記憶があるけど、
今では裏庭の先が建物で閉じられているので、風は微々たるもの。
それでも扇風機だけで、なんとか暑さをしのいでいますが、
南砺市に引っ越した時点で、涼しいから冷房はいらないと思ったのです。

だけど町中全体が、コンクリートで固められてしまってから、
どこを吹く風も涼しくないし、熱がどこへも逃げていかなくなった。
人間によるエネルギーの使いすぎが、地球温暖化をもたらしているけど、
身近な町中に限って言えば、町がコンクリートになったことで、
熱が逃げなくなって、暮らし環境が暑くなっているってこともある。

地球環境の温暖化と、町中環境の温暖化が合わさっているから、
町中で暮らす市民にとっては、二重に暑い暮らしになっているのです。
エアコンを使えば、その部屋の中の人は涼しくなりますが、
熱交換によって、家の外は否応なく暑さが増しているはずです。

まあ世の中には、いろんな価値観があっていいと思いますから、
ともかくエネルギーを使うのを、当然のことだと考えるのも良いでしょう。
僕だって毎日車に乗るし、電化製品も何不自由ないだけ使っている。
だけど社会全体から見て、エネルギーの使用量が多すぎると思うから、
個人としてエアコンを持たないのは、良いことだとも思っている。

いつも言うことですが、客観的に見てどうあるべきかと言うことと、
そうしなければならないこととは、必ずしも同じではないのです。
ただ方向性として認識できるならば、なるべくそのように生きていたい。
社会全体としてもエネルギーの使用を減らし、そのぶん経済が縮小しても、
むしろ無節制な拡大よりも、その方が多くの人の幸せに繋がると思うのです。