「難病を99%治す技術」

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読書の楽しみは多々あるでしょうが、読んだことによって暗雲が晴れるような、
明朗にして爽快な内容の本に出会うと、思わず頬が緩んでしまいます。
今回沖縄へ持っていって読んだ西脇俊二さんの「難病を99%治す技術」は、
まさにそんな内容の本と言って良いので、皆さんに紹介しておきます。

そもそも僕は、現代医療というものに疑問を抱きながらも、実際病気になったときは、
その現代医療に頼らざるを得ない、と思い込んでいた一人です。
ところが著者の西脇さんは、絶糖とビタミンCだけでほとんどの病気は治ると公言され、
さらには最近増えている免疫系の病気でも、免疫置換療法で無理なく治るというのです。

本の文章には様々な医学的用語や病名が出てきますが、それは同業者への説明と考えて、
僕ら医学の素人は、病気とは何であるかの説明と治る理由を読むだけど納得ができる。
長年社会問題に取り組んでいる人が、一つの社会問題を解決しようとすると、
その処方によって新たな問題が発生してしまう、という矛盾に悩んでいるときに、
「問題を起こさない生き方としての自然農」に出会って腑に落ちる感覚と同じなのです。

実際に僕の自然農の仲間でも、糖には中毒性があることを知っている人は多く、
お菓子を作る時でさえ砂糖を避けることで、健康を維持しようとしています。
それを医学的見地から、糖類の摂取こそ多くの病気を生み出していると考えて、
断糖するだけで多くの病気を防ぐことができると言う話は、まったくもって納得できる。

すでに病気になってしまっている人も、高濃度ビタミンCの摂取と断糖だけで、
ほとんどの病気は治すことができるというのは、やっぱりそうかと合点するのです。
もちろんビタミンCの摂取や断糖に副作用はありませんから、
抗がん剤のように苦しむこともなければ、さらなる高度な対策を取る必要もない。

それでいて多くの癌はもちろん、糖尿病、高血圧、痛風まで完治するというのだから、
こんなにありがたい話はないのに、世間で利用されていないのも不思議です。
自然農が社会問題を起こさない生き方なら、不自然な糖類の摂取をしない食生活は、
同じように非常識でありながら、体に病気を起こさない本来の食事の仕方なのでしょう。
現代医療の常識に挑戦する内容がさらりと書かれて、思わず頬が緩む痛快な本でした。