「開発と暮らし」フォーラム・ご案内

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今週末の14日(土)は、いよいよ「アースディ富山2016」当日となります。
世界へ発信する「市民による環境宣言」に向けて、4つのフォーラムを開き、
フォーラムでの内容を受けて、宣言文を作ることになっています。
このフォーラムはレベルの高いものですが、誰でも参加できますので、
関心のある人は是非参加していただいて、宣言に関わっていただきたく思います。

そこで僕が直接リーダーとして関わる、「開発と暮らし」フォーラムについて、
少し詳しく内容を紹介しますので、検討の上参加いただければうれしいです。
と言っても当日どんな話になるかは、ふたを開けてみないとわからないのですが、
登壇者とその話の内容は事前に決まっていますので、その内容をお知らせしますから、
参考にしていただければ、当日のおよその内容も推し量れるかと思います。

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●『開発と暮らしフォーラム』
私たちが求める暮らしや、行き過ぎた経済優先の開発が、途上国に破壊と貧困をもたらしている。
食から見える世界の現実や、真の豊かさを見つめ直し、里山里海とともに生きてきた伝統的知恵を
振り返る。そして、田舎と都市、双方における未来へのライフスタイルについて考える。
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〔国連目標〕「次のゴール、持続可能な開発目標(SDGs)に向かって」(5分)
星野智子さん(環境パートナーシップ会議 副代表理事
2030年までに達成したい国連目標とは?(特にSDGsの内容など解説していただきます)

〔社会運動〕「気候変動、飢餓、生態系による危機への対抗策としてのアグロエコロジー」(25分)
印鑰智哉さん(オルター・トレード・ジャパン政策室長)
世界が抱える諸問題を解決する、ラテンアメリカ有機農業ムーブメント

〔豊かさ〕 「ラオスに見る"懐かしい未来"と教育(ESD)。ソンバット氏スピーチより」(15分)
河内かおりさん(ソーシャルワーカー
最貧国に学ぶ、豊かさと教育(政治経済の貧しさと、文化や生活の豊かさの違いについて)

〔フェアトレード〕「フェアトレードという支援を越えて、支え合う関係へ」(10分)
吉岡知一さん(Pray to Nam、ラオス在住)
ラオスの布に魅せられ、伝統文化を学びながら(ラオスでの暮らしを報告いただきます)

~~~〈5分間の休憩〉~~~

里山里海〕「里山里海(Satoyama Satoumi)と持続可能な社会」(25分)
中村浩二さん(金沢大学里山海プロジェクト代表、金沢大学客員教授
国際的に注目されている、里山里海(主に能登半島における海山の暮らしから考えます)

〔伝統的知恵〕「奥能登の伝統的な暮らしに学び、買う生活から創る生活へ」(10分)
小林貴顕さん(自然農ガットポンポコ、石川県珠洲市在住)
能登里山里海、手作り暮らし(中村先生による里山里海講座、受講生の一人でもある)

〔田舎の暮らし〕「生態系の中に自分を位置づけて暮らすということ」(20分)
加藤大吾さん(都留環境フォーラム代表理事
自然の中で馬や家畜たちと暮らす幸せ(具体的な暮らしの様子から、何が学べるか考えます)

〔都会の暮らし〕「ワールドシフト/都市生活者の意識改革(パラダイムシフト)」(25分)
谷崎テトラさん(放送作家、ワールドシフトネットワークジャパン代表理事
都市生活を持続可能に変えていく、新たなムーブメント(問題は田舎ではなく都市にある?)

~~~〈10分間の休憩〉~~~

[後半の部]対話ワークショップ(15:30頃〜)

分科会の後半は、少人数のテーブルに分かれて、参加者同士が話し合います。対話のワークショップを通して、
共通する思いやキイワードをつむぎ出します。それをもとに、各フォーラムごとに成果をまとめ上げます。
 チーフ・ファシリテーター:谷内博史(氷見市役所 副主幹、ファシリテーション総括担当)

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<17:00~18:00 全体会 会場:1F 福祉ホール>
(「環境市民宣言」の作成)

4つのフォーラムでそれぞれ話し合われたことを、全体で共有します。そして、全員参加でもう一度、
異なるフォーラムに参加した者同士で対話します。4つのフォーラムで扱うテーマは、それぞれ密接に関連
していると思います。参加者がもう一度、分科会を横断して対話することで、共通するものを浮き上がらせます。
そして、分科会で得られた4つのフォーラムの成果と、全体会で共有されたテーマを越えて全体に通じるもの、
それらをひとつにまとめ上げ、「環境市民宣言」として発表します。

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<18:30~20:00 NGONPOネットワークパーティ 会場:7F 研修室701>
(「環境市民宣言」の発表) 

「全体会」終了後、市民団体の大交流会を、富山の市民団体ネットワークである「NGONPOネットワークとやま」と
一緒に開きます。この会場で、全フォーラムの成果をまとめた「環境市民宣言」を発表し、G7サミットへ向けて発信します。
 *「環境市民宣言」は、NGOが提言する専門的な政策提言とは異なり、開催地の一般市民からの思いを集めた、
市民による環境宣言として作成・発表します。

参加費:1,000円(軽食・お飲物をご用意しております。 食事提供:キッチン花水木)
共催:NGONPOネットワークとやま  お問い合わせ:tel.076-425-9001(富山YMCA内)

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アースデイTV】
■市民メディアによる映像記録の配信
午前のトークと講演、午後の4つのフォーラムでの全てのキイノート・スピーチと事例報告の模様は、
映像記録してインターネット配信します。参加できなかったフォーラムを、ぜひチェックしてみてください。
URLは、後日ホームページにて発表します。
 協力:いみず市民メディア http://i-s-media.jimdo.com

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ご案内は以上です。
なお「開発と暮らし」フォーラムへの参加は、下記ホームページから事前申し込みが必要ですが、
http://g7.earthday-toyama.org/
事前申し込みがない場合にも参加できる予定なので、直接会場へお越しください。