「ガイアの集い」が200回

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左から平野さん、中澤さん、龍村監督

2001年のN.Y.9.11事件以降、世界中のどんな場所に暮らしていても、
世界の情勢と無関係ではなくなっている、と感じて市民活動に参加しました。
社会は口で何かを言っているだけでは、変わらないとわかっていますから、
少しでも良い方向へ変えるためには、気づいた人が自ら動かなくてはなりません。
そして当時参加した市民活動とは、地球村、自然農、ガイアの集いの3つで、
このうち地球村の活動は無くなりましたが、残る二つは続いています。

自然農に関しては、時々記事を書いていますからおわかりでしょうが、
ガイアの集いは僕自身は遠ざかっていて、平野さんが中心に動いています。
毎月一回「ガイアの集い」が開かれ、様々な情報交換をしながら、
新しい作品が公開されると上映会をし、監督に来ていただいて講演をしてもらう。
そんな集いが、とうとう200回となって、昨日は記念の映画上映会となり、
第八番の上映と龍村監督の講演、さらに中澤さんさんとの対談もありました。

中澤さんは映画に登場するバイオリン制作者で、世界的な著名人ですが、
平野さんと中澤さんと龍村監督が壇上に並び、3人でトークショーをやったのです。
龍村監督は、「映画は作る人と見る人の双方で創作する」と考える人なので、
こうして長年つきあいのある人との対話は、とても楽しそうでした。
もちろん平野さんも、そしてもう一人のゲスト中澤さんも楽しそうでしたし、
最後にサプライズで平野さんに花束が渡されると、会場全体から拍手がわきました。

このあと穴澤雄介さんによる、TNNAMIヴァイオリンの演奏会もあって、
懐かしい人たちと顔を合わせながら、楽しく充実した一日を過ごすことができました。
富山市でのイベントは遠いこともあって、なかなか参加は難しいのですが、
南砺市だけで活動すると、どうしても井の中の蛙になってしまう気もするのです。
それでも「生き方」を大切にするなら、同じような方向性を持つ人たちと、
多少遠くても一緒に活動する方が、余計なストレスもなく動けそうです。

龍村監督は僕より一回り年上で、僕と同じ60歳で産んだ子を育てていますから、
その子は現在15歳で、たぶん中学生と言うことになるのでしょう。
多くの交響曲が第9番で終わっているように、龍村監督の作品もあと1本、
なんとか第9番まで作ってほしい、とどうしても願わずにはいられません。
最後と思えばどんな作品になるのか、そこにどんなメッセージが込められるか、
今から楽しみであるとともに、第1番を見たときの感動を思い出さずにはいられないのですが・・・