“アースディ富山2016” に向けて
5月15日(日)は、富山市でG7の環境相会議があります。
その前日となる16日(土)には、環境市民フォーラムが開催されます。
これは環境都市と言われる富山市で、環境相会議が開かれるのに合わせ、
市民の側からも意見を言えるように、市民によるフォーラムを開くものです。
僕も「開発と暮らし」フォーラムを受け持ち、4つの分科会があるので、
その内容を皆さんに紹介し、参加を促したいと思います。
その前日となる16日(土)には、環境市民フォーラムが開催されます。
これは環境都市と言われる富山市で、環境相会議が開かれるのに合わせ、
市民の側からも意見を言えるように、市民によるフォーラムを開くものです。
僕も「開発と暮らし」フォーラムを受け持ち、4つの分科会があるので、
その内容を皆さんに紹介し、参加を促したいと思います。
富山アースディ2016年は、大勢のスタッフが関わりながら、
G7関連のジャーナリストにも、市民宣言を届けたいと考えています。
そのためには内容の濃い議論をして、そこから宣言文を醸しだし。
諸外国のプレスに取り上げてもらえるように、頑張るしかありません。
昨日は富山YMCAに、気候ネットワークの伊与田昌慶さんと、
國學院大學教授の古沢広祐さんをお迎えして、現状の話をうかがいました。
G7関連のジャーナリストにも、市民宣言を届けたいと考えています。
そのためには内容の濃い議論をして、そこから宣言文を醸しだし。
諸外国のプレスに取り上げてもらえるように、頑張るしかありません。
昨日は富山YMCAに、気候ネットワークの伊与田昌慶さんと、
國學院大學教授の古沢広祐さんをお迎えして、現状の話をうかがいました。
こうした勉強会を通して、国連での議論や世界の動向を踏まえ、
フォーラムを盛り上げたいのですが、最後は参加者によって決まります。
そこで少しでも多くの人に参加していただきたく、今日はフォーラムの内容を、
詳細に紹介して、参加申込先のリンクなども示しておきます。
かなり長くなりますが、僕の「開発と暮らし」フォーラムは最後の方なので、
フォーラムを盛り上げたいのですが、最後は参加者によって決まります。
そこで少しでも多くの人に参加していただきたく、今日はフォーラムの内容を、
詳細に紹介して、参加申込先のリンクなども示しておきます。
かなり長くなりますが、僕の「開発と暮らし」フォーラムは最後の方なので、
最後まで見て、関心のあるところに申し込んでいただけると嬉しいです。
----以下、転載歓迎----
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環境市民フォーラム
People’s Environmental Forum
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あなたは、どんな世界に暮らして、どんな未来を子どもたちに残していきたいですか? グローバル化する世界の中で、多くの問題が地球規模になっています。 どうしてそんなことになっているのか? その根本原因を明らかにして、解決のためにできることを話し合う、 市民による“もう一つの環境サミット”を開催します。
G7伊勢志摩サミットの環境大臣会合が、富山市で開催される前日の14日、県内外から集まったNGO/NPO、研究者、市民らが、ホールや会議室を使って、 環境をテーマにとことん話し合います。話し合った成果は、「環境市民宣言」にまとめ、G7サミットに届けます。また、フォーラムの模様は、映像によるインターネット配信を行い、 より多くの方々と共有していきます。
日 時: 5月14日(土) 10:00~18:00
会 場: サンシップとやま (富山市安住町5-21)
参加費: 資料代500円
*参加ご希望の方は、なるべく事前予約をお願いします。当日参加も可能です。︎ http://g7.earthday-toyama.org/edt_form.html
主 催:アースデイとやま2016実行委員会
後 援:環境省、富山県、富山市、富山県教育委員会、富山市教育委員会、とやま環境財団、富山県農林水産公社、富山県生活協同組合連合会、富山大学、富山県立大学、富山国際大学、富山高等専門学校
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<10:00~12:00 トークと講演 会場:1F 福祉ホール>
■トーク:足立原貫さん(草刈り十字軍運動 創始者)
●聞き手:向井嘉之さん(ジャーナリスト、イタイイタイ病を語り継ぐ会代表)
富山の森からはじまった市民運動「草刈り十字軍」。その創始者 足立原貫さんに、ジャーナリスト向井嘉之さんが聞く。
1930年生まれ、85歳。1967年若者たちと共に廃村を拠点として開始した「農業開発技術者協会」の活動を基軸に、除草剤散布に反対して自分たちの手で造林地の下草刈りを始めた「草刈り十字軍」運動や、「人と土の大学」を続けて今日に至る。
■講 演:アーサー・ビナードさん(詩人)
全国を巡って得られた多くの知見から、 日本の地域文化と暮らしを見つめ、環境との関わりをひも解く。
1967年米国ミシガン州生まれ。広島在住。’90年ニューヨーク州のコルゲート大学英米文学部を卒業。卒論の際、日本語に出会い、魅惑されて来日。日本語での詩作を始める。エッセイスト、ラジオパーソナリティとしても活躍。中原中也賞、山本健吉賞、日本絵本賞、広島文化賞など多数受賞。原爆原発・環境・平和など、幅広く社会を論じ、共感を呼んでいる。
-----
<12:00〜13:00 ランチタイム>
会場のすぐ近くには、お食事できるところがありません。希望者には予約制で、オーガニック&ヴィーガンのお弁当を700円でご用意します。ご注文はホームページの「参加申し込みフォーム」からお願いします。(食事提供:いただき膳)
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<13:00~17:00 分科会フォーラム 会場:6F 研修室601~604、1F 福祉ホール>
「環境市民フォーラム」では、「汚染」「気候変動とエネルギー」「生物多様性」「開発と暮らし」の4つのフォーラムに分かれて、講演と事例報告を聞き、各分野ごとに理解を深めます。その後、小グループに分かれて、参加者同士が対話するワークショップを行い、意見を集めます。
[前半の部]キイノートスピーチ、事例報告(13:00〜)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
●『汚染フォーラム』
イタイイタイ病を経験した富山。
沖縄の環境汚染、放射能汚染、廃棄物汚染など、止まらない公害について、
私たちはどう向き合い、何を伝えていくのか。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〔公害病〕「イタイイタイ病から考える食の安全」
雨宮洋美さん(富山大学経済学部准教授)
え!イタイイタイ病って、終わってないの?!
〔基 地〕「沖縄における環境汚染」
桜井国俊さん(沖縄環境ネットワーク世話人、沖縄大学名誉教授、沖縄県第三者委員会委員)
沖縄の声に耳を傾けよう
〔放射能〕「市民放射能測定で見えてきた現実」
石丸偉丈さん(みんなのデータサイト事務局長、こどもみらい測定所代表)
放射能汚染、今どうなってるの?
〔廃棄物〕「世界の非常識!環境汚染をもたらす廃棄物の焼却処理」
青木 泰さん(環境ジャーナリスト)
世界の焼却場の70%は日本にあるって、知ってた?
〔農 薬〕「ネオニコチノイド農薬による人体・環境汚染」
中下裕子さん(ダイオキシン環境ホルモン対策国民会議事務局長、弁護士)
止まらない化学物質汚染。危険な農薬に、もう頼らないで!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
●『気候変動とエネルギー・フォーラム』
深刻化する気候変動と、COP21で世界が合意した脱化石燃料社会への決意。
地球規模の課題に向けて、私たちに何ができるのか?
地域から動き出しているエネルギーシフトの最前線に学ぶ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〔気 象〕「富山県の気候変化」
嶋川寿美男(気象庁富山地方気象台 調査官)
富山における温暖化の影響とは?
〔COP21〕「パリ協定から考える100%自然エネルギーへの取組み」
松原弘直さん(環境エネルギー政策研究所 主席研究員)
石油や原子力に頼らない社会に、本気で向かうために
〔政 策〕「市民版環境白書「グリーンウォッチ」と日本の環境政策の課題」
藤村コノエさん(グリーン連合共同代表、環境文明21共同代表)
日本の環境政策の主要テーマを、NGOの視点でチェック!
〔小水力〕「富山におけるエネルギーシフトの近未来」
上坂博亨さん(富山県小水力利用推進協議会会長、富山国際大学教授)
富山でも始まったエネルギーシフト
〔バイオマス〕「里山の熱エネルギーコミュニティ」
三浦秀一さん(やまがた自然エネルギーネットワーク代表、東北芸術工科大学教授)
森のエネルギーを使って、地域がよみがえる
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
●『生物多様性フォーラム』
生物多様性は、私たちのいのち、そのものを支えている。
その保護と保全のために必要なこと、
活用しながら守るこれからの農林漁業について。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〔保 全〕「みんなで守る生物多様性」
横畑泰志さん(立山自然保護ネットワーク理事長、富山大学教授)
ぼくらはみんな「で」生きている
〔保全事例〕「農の営みが支える希少魚イタセンパラ」
西尾正輝さん(氷見市教育委員会主任学芸員)
住民主体の保護活動
〔保全事例〕「高校生によるホクリクサンショウウオの研究・保護活動」
中薮俊二さん(高岡龍谷高校教師)
高校生による保全研究活動
〔活 用〕「活用することで守られる生物多様性」
坂田昌子さん(国連生物多様性の10年市民ネットワーク代表)
自然の恵みを活かして、豊かに生きる
〔農業活用〕「生物多様性に支えられて営む、持続的有畜循環型有機農業の実践」
橋本順子さん(土遊野農場)
自然の中であらゆるものを循環させる、農業と暮らし
〔林業活用〕「守って、活かし、育てる~「生態系保全型林業」と「森の大学校」」
江尻裕さん・美佐子さん(Moribio森の暮らし研究所)
キコリの夫婦、森を守り育てクロモジを余さず利用
〔漁業活用〕「世界へ広がる日本の定置網」(仮題)
川向正明さん(定置網エバンジェリスト、TED×Himiファウンダー)
乱獲しない漁法、氷見の越中式定置網
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
●『開発と暮らしフォーラム』
私たちが求める暮らしや、行き過ぎた経済優先の開発が、途上国に破壊と貧困をもたらしている。
食から見える世界の現実や、真の豊かさを見つめ直し、里山里海とともに生きてきた伝統的知恵を振り返る。
そして、田舎と都市、双方における未来へのライフスタイルについて考える。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〔国連目標〕「次のゴール、持続可能な開発目標(SDGs)に向かって」
星野智子さん(環境パートナーシップ会議 副代表理事)
2030年までに達成したい国連目標とは?
〔社会運動〕「気候変動、飢餓、生態系による危機への対抗策としてのアグロエコロジー」
印鑰智哉さん(オルター・トレード・ジャパン政策室長)
世界が抱える諸問題を解決する、ラテンアメリカの有機農業ムーブメント
〔豊かさ〕 「ラオスに見る"懐かしい未来"と教育(ESD)。ソンバット氏スピーチより」
河内かおりさん(ソーシャルワーカー)
最貧国に学ぶ、豊かさと教育
〔フェアトレード〕「フェアトレードという支援を越えて、支え合う関係へ」
吉岡知一さん(Pray to Nam、ラオス在住)
ラオスの布に魅せられ、伝統文化を学びながら
〔里山里海〕「里山里海(Satoyama Satoumi)と持続可能な社会」
中村浩二さん(金沢大学里山里海プロジェクト代表、金沢大学客員教授)
国際的に注目されている、里山里海
〔伝統的知恵〕「奥能登の伝統的な暮らしに学び、買う生活から創る生活へ」
小林貴顕さん(自然農ガットポンポコ、石川県珠洲市在住)
能登の里山里海、手作り暮らし
〔田舎の暮らし〕「生態系の中に自分を位置づけて暮らすということ」
加藤大吾さん(都留環境フォーラム代表理事)
自然の中で馬や家畜たちと暮らす幸せ
〔都会の暮らし〕「ワールドシフト/都市生活者の意識改革(パラダイムシフト)」
谷崎テトラさん(放送作家、ワールドシフトネットワークジャパン代表理事)
都市生活を持続可能に変えていく、新たなムーブメント
[後半の部]対話ワークショップ(15:30頃〜)
分科会の後半は、少人数のテーブルに分かれて、参加者同士が話し合います。対話のワークショップを通して、共通する思いやキイワードをつむぎ出します。それをもとに、各フォーラムごとに成果をまとめ上げます。
チーフ・ファシリテーター:谷内博史(氷見市役所 副主幹、ファシリテーション総括担当)
-----
<17:00~18:00 全体会 会場:1F 福祉ホール>
(「環境市民宣言」の作成)
4つのフォーラムでそれぞれ話し合われたことを、全体で共有します。そして、全員参加でもう一度、異なるフォーラムに参加した者同士で対話します。
4つのフォーラムで扱うテーマは、それぞれ密接に関連していると思います。参加者がもう一度、分科会を横断して対話することで、共通するものを浮き上がらせます。そして、分科会で得られた4つのフォーラムの成果と、全体会で共有されたテーマを越えて全体に通じるもの、それらをひとつにまとめ上げ、「環境市民宣言」として発表します。
-----
<18:30~20:00 NGO・NPOネットワークパーティ 会場:7F 研修室701>
(「環境市民宣言」の発表)
「全体会」終了後、市民団体の大交流会を、富山の市民団体ネットワークである「NGO・NPOネットワークとやま」と一緒に開きます。この会場で、全フォーラムの成果をまとめた「環境市民宣言」を発表し、G7サミットへ向けて発信します。
*「環境市民宣言」は、NGOが提言する専門的な政策提言とは異なり、開催地の一般市民からの思いを集めた、市民による環境宣言として作成・発表します。
参加費:1,000円(軽食・お飲物をご用意しております。 食事提供:キッチン花水木)
共催:NGO・NPOネットワークとやま お問い合わせ:tel.076-425-9001(富山YMCA内)
-----
【アースデイTV】
■市民メディアによる映像記録の配信
午前のトークと講演、午後の4つのフォーラムでの全てのキイノート・スピーチと事例報告の模様は、映像記録してインターネット配信します。参加できなかったフォーラムを、ぜひチェックしてみてください。URLは、後日ホームページにて発表します。
協力:いみず市民メディア http://i-s-media.jimdo.com
【ポスターセッション、展示・販売】
各フォーラム会場(研修室、ホール)の壁面を使った日頃の活動成果のポスター紹介、チラシやパンフレットなどの配布物の設置、書籍・資料・関連商品等の展示・販売が可能です。ご希望の場合はホームページの「フォーラム出展申込書」をダウンロードしてご記入の上、事務局までお送りください。
●お申し込み第2次〆切:5月8日(日)まで。 http://g7.earthday-toyama.org/pdf/EDToyama16_Forum_entry.pdf
*このフォーラムは、平成28年度独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて開催されます。
【お問い合わせ先】
アースデイとやま2016実行委員会 事務局
tel.&fax.0765-22-0870 mobile.090-9810-8145
富山県魚津市新金屋2-5-3 〒937-0801
info@earthday-toyama.org
http://g7.earthday-toyama.org
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環境市民フォーラム
People’s Environmental Forum
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あなたは、どんな世界に暮らして、どんな未来を子どもたちに残していきたいですか? グローバル化する世界の中で、多くの問題が地球規模になっています。 どうしてそんなことになっているのか? その根本原因を明らかにして、解決のためにできることを話し合う、 市民による“もう一つの環境サミット”を開催します。
G7伊勢志摩サミットの環境大臣会合が、富山市で開催される前日の14日、県内外から集まったNGO/NPO、研究者、市民らが、ホールや会議室を使って、 環境をテーマにとことん話し合います。話し合った成果は、「環境市民宣言」にまとめ、G7サミットに届けます。また、フォーラムの模様は、映像によるインターネット配信を行い、 より多くの方々と共有していきます。
日 時: 5月14日(土) 10:00~18:00
会 場: サンシップとやま (富山市安住町5-21)
参加費: 資料代500円
*参加ご希望の方は、なるべく事前予約をお願いします。当日参加も可能です。︎ http://g7.earthday-toyama.org/edt_form.html
主 催:アースデイとやま2016実行委員会
後 援:環境省、富山県、富山市、富山県教育委員会、富山市教育委員会、とやま環境財団、富山県農林水産公社、富山県生活協同組合連合会、富山大学、富山県立大学、富山国際大学、富山高等専門学校
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<10:00~12:00 トークと講演 会場:1F 福祉ホール>
■トーク:足立原貫さん(草刈り十字軍運動 創始者)
●聞き手:向井嘉之さん(ジャーナリスト、イタイイタイ病を語り継ぐ会代表)
富山の森からはじまった市民運動「草刈り十字軍」。その創始者 足立原貫さんに、ジャーナリスト向井嘉之さんが聞く。
1930年生まれ、85歳。1967年若者たちと共に廃村を拠点として開始した「農業開発技術者協会」の活動を基軸に、除草剤散布に反対して自分たちの手で造林地の下草刈りを始めた「草刈り十字軍」運動や、「人と土の大学」を続けて今日に至る。
■講 演:アーサー・ビナードさん(詩人)
全国を巡って得られた多くの知見から、 日本の地域文化と暮らしを見つめ、環境との関わりをひも解く。
1967年米国ミシガン州生まれ。広島在住。’90年ニューヨーク州のコルゲート大学英米文学部を卒業。卒論の際、日本語に出会い、魅惑されて来日。日本語での詩作を始める。エッセイスト、ラジオパーソナリティとしても活躍。中原中也賞、山本健吉賞、日本絵本賞、広島文化賞など多数受賞。原爆原発・環境・平和など、幅広く社会を論じ、共感を呼んでいる。
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<12:00〜13:00 ランチタイム>
会場のすぐ近くには、お食事できるところがありません。希望者には予約制で、オーガニック&ヴィーガンのお弁当を700円でご用意します。ご注文はホームページの「参加申し込みフォーム」からお願いします。(食事提供:いただき膳)
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<13:00~17:00 分科会フォーラム 会場:6F 研修室601~604、1F 福祉ホール>
「環境市民フォーラム」では、「汚染」「気候変動とエネルギー」「生物多様性」「開発と暮らし」の4つのフォーラムに分かれて、講演と事例報告を聞き、各分野ごとに理解を深めます。その後、小グループに分かれて、参加者同士が対話するワークショップを行い、意見を集めます。
[前半の部]キイノートスピーチ、事例報告(13:00〜)
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●『汚染フォーラム』
イタイイタイ病を経験した富山。
沖縄の環境汚染、放射能汚染、廃棄物汚染など、止まらない公害について、
私たちはどう向き合い、何を伝えていくのか。
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〔公害病〕「イタイイタイ病から考える食の安全」
雨宮洋美さん(富山大学経済学部准教授)
え!イタイイタイ病って、終わってないの?!
〔基 地〕「沖縄における環境汚染」
桜井国俊さん(沖縄環境ネットワーク世話人、沖縄大学名誉教授、沖縄県第三者委員会委員)
沖縄の声に耳を傾けよう
〔放射能〕「市民放射能測定で見えてきた現実」
石丸偉丈さん(みんなのデータサイト事務局長、こどもみらい測定所代表)
放射能汚染、今どうなってるの?
〔廃棄物〕「世界の非常識!環境汚染をもたらす廃棄物の焼却処理」
青木 泰さん(環境ジャーナリスト)
世界の焼却場の70%は日本にあるって、知ってた?
〔農 薬〕「ネオニコチノイド農薬による人体・環境汚染」
中下裕子さん(ダイオキシン環境ホルモン対策国民会議事務局長、弁護士)
止まらない化学物質汚染。危険な農薬に、もう頼らないで!
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●『気候変動とエネルギー・フォーラム』
深刻化する気候変動と、COP21で世界が合意した脱化石燃料社会への決意。
地球規模の課題に向けて、私たちに何ができるのか?
地域から動き出しているエネルギーシフトの最前線に学ぶ。
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〔気 象〕「富山県の気候変化」
嶋川寿美男(気象庁富山地方気象台 調査官)
富山における温暖化の影響とは?
〔COP21〕「パリ協定から考える100%自然エネルギーへの取組み」
松原弘直さん(環境エネルギー政策研究所 主席研究員)
石油や原子力に頼らない社会に、本気で向かうために
〔政 策〕「市民版環境白書「グリーンウォッチ」と日本の環境政策の課題」
藤村コノエさん(グリーン連合共同代表、環境文明21共同代表)
日本の環境政策の主要テーマを、NGOの視点でチェック!
〔小水力〕「富山におけるエネルギーシフトの近未来」
上坂博亨さん(富山県小水力利用推進協議会会長、富山国際大学教授)
富山でも始まったエネルギーシフト
〔バイオマス〕「里山の熱エネルギーコミュニティ」
三浦秀一さん(やまがた自然エネルギーネットワーク代表、東北芸術工科大学教授)
森のエネルギーを使って、地域がよみがえる
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●『生物多様性フォーラム』
生物多様性は、私たちのいのち、そのものを支えている。
その保護と保全のために必要なこと、
活用しながら守るこれからの農林漁業について。
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〔保 全〕「みんなで守る生物多様性」
横畑泰志さん(立山自然保護ネットワーク理事長、富山大学教授)
ぼくらはみんな「で」生きている
〔保全事例〕「農の営みが支える希少魚イタセンパラ」
西尾正輝さん(氷見市教育委員会主任学芸員)
住民主体の保護活動
〔保全事例〕「高校生によるホクリクサンショウウオの研究・保護活動」
中薮俊二さん(高岡龍谷高校教師)
高校生による保全研究活動
〔活 用〕「活用することで守られる生物多様性」
坂田昌子さん(国連生物多様性の10年市民ネットワーク代表)
自然の恵みを活かして、豊かに生きる
〔農業活用〕「生物多様性に支えられて営む、持続的有畜循環型有機農業の実践」
橋本順子さん(土遊野農場)
自然の中であらゆるものを循環させる、農業と暮らし
〔林業活用〕「守って、活かし、育てる~「生態系保全型林業」と「森の大学校」」
江尻裕さん・美佐子さん(Moribio森の暮らし研究所)
キコリの夫婦、森を守り育てクロモジを余さず利用
〔漁業活用〕「世界へ広がる日本の定置網」(仮題)
川向正明さん(定置網エバンジェリスト、TED×Himiファウンダー)
乱獲しない漁法、氷見の越中式定置網
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●『開発と暮らしフォーラム』
私たちが求める暮らしや、行き過ぎた経済優先の開発が、途上国に破壊と貧困をもたらしている。
食から見える世界の現実や、真の豊かさを見つめ直し、里山里海とともに生きてきた伝統的知恵を振り返る。
そして、田舎と都市、双方における未来へのライフスタイルについて考える。
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〔国連目標〕「次のゴール、持続可能な開発目標(SDGs)に向かって」
星野智子さん(環境パートナーシップ会議 副代表理事)
2030年までに達成したい国連目標とは?
〔社会運動〕「気候変動、飢餓、生態系による危機への対抗策としてのアグロエコロジー」
印鑰智哉さん(オルター・トレード・ジャパン政策室長)
世界が抱える諸問題を解決する、ラテンアメリカの有機農業ムーブメント
〔豊かさ〕 「ラオスに見る"懐かしい未来"と教育(ESD)。ソンバット氏スピーチより」
河内かおりさん(ソーシャルワーカー)
最貧国に学ぶ、豊かさと教育
〔フェアトレード〕「フェアトレードという支援を越えて、支え合う関係へ」
吉岡知一さん(Pray to Nam、ラオス在住)
ラオスの布に魅せられ、伝統文化を学びながら
〔里山里海〕「里山里海(Satoyama Satoumi)と持続可能な社会」
中村浩二さん(金沢大学里山里海プロジェクト代表、金沢大学客員教授)
国際的に注目されている、里山里海
〔伝統的知恵〕「奥能登の伝統的な暮らしに学び、買う生活から創る生活へ」
小林貴顕さん(自然農ガットポンポコ、石川県珠洲市在住)
能登の里山里海、手作り暮らし
〔田舎の暮らし〕「生態系の中に自分を位置づけて暮らすということ」
加藤大吾さん(都留環境フォーラム代表理事)
自然の中で馬や家畜たちと暮らす幸せ
〔都会の暮らし〕「ワールドシフト/都市生活者の意識改革(パラダイムシフト)」
谷崎テトラさん(放送作家、ワールドシフトネットワークジャパン代表理事)
都市生活を持続可能に変えていく、新たなムーブメント
[後半の部]対話ワークショップ(15:30頃〜)
分科会の後半は、少人数のテーブルに分かれて、参加者同士が話し合います。対話のワークショップを通して、共通する思いやキイワードをつむぎ出します。それをもとに、各フォーラムごとに成果をまとめ上げます。
チーフ・ファシリテーター:谷内博史(氷見市役所 副主幹、ファシリテーション総括担当)
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<17:00~18:00 全体会 会場:1F 福祉ホール>
(「環境市民宣言」の作成)
4つのフォーラムでそれぞれ話し合われたことを、全体で共有します。そして、全員参加でもう一度、異なるフォーラムに参加した者同士で対話します。
4つのフォーラムで扱うテーマは、それぞれ密接に関連していると思います。参加者がもう一度、分科会を横断して対話することで、共通するものを浮き上がらせます。そして、分科会で得られた4つのフォーラムの成果と、全体会で共有されたテーマを越えて全体に通じるもの、それらをひとつにまとめ上げ、「環境市民宣言」として発表します。
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<18:30~20:00 NGO・NPOネットワークパーティ 会場:7F 研修室701>
(「環境市民宣言」の発表)
「全体会」終了後、市民団体の大交流会を、富山の市民団体ネットワークである「NGO・NPOネットワークとやま」と一緒に開きます。この会場で、全フォーラムの成果をまとめた「環境市民宣言」を発表し、G7サミットへ向けて発信します。
*「環境市民宣言」は、NGOが提言する専門的な政策提言とは異なり、開催地の一般市民からの思いを集めた、市民による環境宣言として作成・発表します。
参加費:1,000円(軽食・お飲物をご用意しております。 食事提供:キッチン花水木)
共催:NGO・NPOネットワークとやま お問い合わせ:tel.076-425-9001(富山YMCA内)
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【アースデイTV】
■市民メディアによる映像記録の配信
午前のトークと講演、午後の4つのフォーラムでの全てのキイノート・スピーチと事例報告の模様は、映像記録してインターネット配信します。参加できなかったフォーラムを、ぜひチェックしてみてください。URLは、後日ホームページにて発表します。
協力:いみず市民メディア http://i-s-media.jimdo.com
【ポスターセッション、展示・販売】
各フォーラム会場(研修室、ホール)の壁面を使った日頃の活動成果のポスター紹介、チラシやパンフレットなどの配布物の設置、書籍・資料・関連商品等の展示・販売が可能です。ご希望の場合はホームページの「フォーラム出展申込書」をダウンロードしてご記入の上、事務局までお送りください。
●お申し込み第2次〆切:5月8日(日)まで。 http://g7.earthday-toyama.org/pdf/EDToyama16_Forum_entry.pdf
*このフォーラムは、平成28年度独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて開催されます。
【お問い合わせ先】
アースデイとやま2016実行委員会 事務局
tel.&fax.0765-22-0870 mobile.090-9810-8145
富山県魚津市新金屋2-5-3 〒937-0801
info@earthday-toyama.org
http://g7.earthday-toyama.org