2015年も自然農ですが・・・

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 勉強会(休憩中)
 
つい先日に啓蟄も過ぎて、周囲には雪もありませんから、
いよいよ今年も、農作業の季節になろうとしています。
僕はまだ何もしていませんが、妻は玄関先にポットを並べて、
野菜の種を撒き、水やりを始めている様子です。
今年の砺波平野は、積雪も少ない温暖な冬でしたから、
先週にはフキノトウを取ってきて、食卓にも並びました。

例年通り、昨日には今年の予定を決める集まりがあって、
頼成学びの場は、毎月第2土曜日を“学びの日”と決めました。
ただし第1回目は、それに先立つ28日を予定して、
この日に初めて、田畑に立っての石黒さんの指導があります。
その頃には僕らも、ジャガイモあたりは植えているでしょうし、
田んぼの春の手入れも、始めているかも知れません。

ただし今年は例年とは、少し違う事情も出てきました。
参加しているNPOが、植物園の指定管理を受けることになり、
僕もそれに参加して、週に5日間働くことになるのです。
すでに年金をもらっている年齢で、フルタイムで働くのはきつく、
できれば半日労働くらいが良かったのですが、そうはいかず、
ともかく今は順調に回るように、努力するしかありません。

市民主体のまちづくりを目指す、NPO“なんと元気”が、
初めて市の指定管理を受け、運営するのですから、
これは何とか成功させて、今後の市民活動の魁になりたい。
メンバーの皆が本気でそう思って、頑張っていますし、
協働のまちづくりの一環として、市民による公共施設の運用は、
僕にとっても挑戦してみたかった、大きなチャンスなのです。

今まで2年と2ヶ月間、僕と妻と姫は3人一緒で、
農作業へ行くときも遊びに行くときも、行動を共にしました。
だけど植物園の仕事を受ければ、晴れでも雨でも雪でも、
楽しくばかりではない仕事に行きますから、僕ひとりになります。
もちろん仕事には仕事の仲間がいますが、家族はそれぞれ、
自分のやることをやって、夜や休日を一緒に過ごす家族になる。

世間の常識的には、その方があたりまえなのでしょうから、
「就職おめでとうございます」、と言う人もいますが、
僕はできれば、今のまま就職しないで頑張っていても良かった。
去年のように毎日半日だけ働いて、後の半日は家族で過ごし、
お金の掛からない、手作りの暮らしをしていれば幸せだったのです。
だけどこれからの社会作りを考えて、参加することにしたのです。

指定管理を引き受けることで、すでに様々な作業が始まっており、
日増しに忙しくなっていますから、これで農作業が始まれば、
相当忙しくなることを、覚悟しなければなりません。
だけど姫も少しずつ、保育園に行くようになれば、
妻も今までできなかった、農作業もやれるでしょう。
今を家族の最初の転換点として、挑戦するしかありません。