指定管理者制度によって

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福野植物園
 
南砺市では以前から、公共施設の民間移行が進んでいます。
とは言っても、すぐに民間に売り渡すのは難しいので、
まずは指定管理者制度を使って、民間に運営を任せます。
すでに多くの施設が、こうした制度で運営移行していますが、
NPO法人“なんと元気”でも、活動を広げるために、
こうした指定管理に、名乗りを上げてきています。

そして今年、福野の植物園と井口の椿館を一括で、
指定管理者として指名を受けることが、決まったのです。
現在は4月からの運営を目指して、準備を進めていますが、
これまで行ってきた活動を、なるべく継承するように、
行政から言われていますので、これもけっこう大変ですし、
技術職以外は全面入れ替え予定なので、人選も大変です。

僕は1月下旬に話を受けて、企画手伝いをしていますが、
文化センターならまだしも、どうして植物園なのか、
専門外に戸惑いながらも、準備を進めているところです。
大きな流れとしては、行政はコンパクトにして、
今まで広げてきた各種の公共事業は、民間に委託する。
この流れは、これからも進んでいくでしょう。

経営面から見れば、多くの指定管理者がそうである通り、
企業が引き受けた方が、安心してみていられるのでしょうが、
僕らNPOには、市民活動としての自負があります。
企業のように利益を追求するのではなく、市民目線で、
市民が使いやすい施設にすべく、運営ができるはずです。
問題はそれを、どのように実感してもらえるか・・・

理想だけでは動かない現実に、一進一退しながら、
それでも少しずつ準備が進んで、いよいよあと4週間、
これからが肝心と思って、忙しく動き出しています。
詳しいことが決まれば、ここでも報告しますが、
今年は福野や井波の文化センターも、指定管理になるので、
そうした指定管理に劣らないよう、頑張りたいですね!