火山と地震

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先月撮られた西之島全景
 
日本では、多少の火山の噴火と地震は、
珍しくないので、いつもは話題になりません。
だけどこうした活動は、時として大災害となり、
新聞テレビを賑わすことは、よく知られています。
その活動が、2011年の3.11大地震以来、
不気味に増えていることも、知られている通りです。

2011年には、富士山直下の静岡県東部で、
M6.4で震度6強の地震が、発生していますし、
同年4月に起きた、宮城県沖のM7.2の地震もある。
これらは東日本大地震の、余震と考えられますが、
震度6クラスの地震は、その後も毎年起きているし、
震度5強クラスなら、毎年何度も起きています。

そして火山活動の方も、2011年には、
霧島山新燃岳の噴火があるし、2013年には、
西之島桜島で、大きな噴火が起きています。
さらに昨年の2014年、9月27日には、
御嶽山で60名近い死者を出す、大災害が起きており、
日本列島は、大きく動く時期にあると思われます。

これだけ火山と地震が多い日本で、原子力利用など、
万が一の被害を考えると、とてつもなく難しい。
せっかく海流や地熱発電などが、利用できるのだから、
そうした循環型エネルギーを、利用した方がいい。
だけど政府は、巨大地震を想定した避難訓練をしながら、
一方では原発再開を目指し、歩みを進めています。

この国を戦争できる国にして、安全のためと言い、
国内を核の危機に晒しながら、エネルギー政策だと言う。
戦争を放棄して世界平和に貢献し、原発を廃して、
循環型エネルギーにした方が、安心して暮らせるのに・・・
と言うか、現在のエネルギー使用量は過剰なので、
もっと穏やかな暮らしに、変えた方がいいでしょう。

すでに東京ドーム52杯分の、面積にまで広がった、
小笠原諸島西之島を見て、この先を思うと、
関東東海地方に、大地震を懸念せずにはいられません。
あの巨大な人口密集地帯に、火山の噴火や大地震は、
間違いなく未曾有の被害になる、と思われるのに、
東京は今もマンモス経済都市として、動いています。

だからと言って、自分の親しい人たちに、
東京を離れなさいと言っても、杞憂にしか聞こえない。
それは2011年の1月10日に、津波が来ると言って、
高台へ非難した人はいないのと、同じなのでしょう。
いくら予兆があっても、それだけで人は動かず、
危機を目の前にするまで、人は何も行動しないのです。