今沖縄で起きていること!

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沖縄の基地問題は、年明けと共に始まった強権政治の横暴に対し、
辺野古の海岸と、米軍キャンプ・シュワブのゲート前には、
連日大勢の市民が集まって、抗議活動が続いていると報告されています。
今や沖縄市民は、米軍基地の辺野古移設は反対であると意思表示して、
民主主義に乗っ取った行政も、その態度を明確にしてきている。
それにも関わらず、あるいはそれだからこそアベノ独裁は、
市民の声など無視して、強引に基地移設をすすめるのでしょうか?

口先だけ穏やかでいながら、やることはひたすら戦争準備で、
社会から言論の自由さえ奪いながら、世論を戦争へと向かわせる。
こんな邪悪な政治家が、日本の政治家のトップになったことで、
この国は大きく戦争へと舵を切り、誰もそれを止めることができません。
今はまだ僕らはこうして、自分の意見を書くことはできますが、
新聞テレビのマスコミなどは、政府の意向に反する記事は書けないし、
テレビのキャスターやプロデューサーも、交代が相次いでいるようです。

全国ニュースを見ていると、なかなか情報が見えない沖縄で、
民主主義を踏みにじる暴挙が進み、ひどい事態になっているのであれば、
僕らはそれを他人事にして、無関係だと思っていてはいけません。
終戦から70年、沖縄が日本に復帰してからも40年以上経った今、
以前として続くこの国の米軍支配と治外法権から、どうやって抜け出すか?
この国を再軍備することで、アメリカを退けるしかないかのごとく、
国際社会への貢献も軍事色を強め、市民運動は強権によって抑え込もうとする。

2日前の2月22日に、キャンプシュワブ前で抗議活動をしていた、
平和運動センターの山城博治さんは、突然米軍敷地内に引きずり込まれ、
「基地(提供区域)内に入った」として、連行されました。
非暴力で抗議活動をする人を、米軍基地の警備員が3人掛かりで、
有無を言わさず暴力的に引きずっていって、逮捕してしまったのです。
すぐに沖縄選出の複数の国会議員による、抗議が行われましたが、
逮捕の理由も明確ではないのに、日本政府は明確な態度を示しませんでした。

小池晃議員は、「これは沖縄だけの問題じゃありません、
 平和的な抗議行動をやっている市民を外国の軍隊が拘束する!
 こんなことが許されていいはずがないではありませんか!
 沖縄県警も沖縄の防衛局も日本の組織じゃありませんか!
 外国の軍隊が日本の法律を犯してやっているようなことに、
 日本人の権利と命を守る仕事をするのがあなたたちの任務なのではないでしょうか。
 まるでこれでは植民地だ!」と怒りを露わに抗議しています。

肥大して鈍感な東京では、沖縄で起きていることよりも外国の情報が優先で、
沖縄市民がどうなっていようと、福島市民がどうなっていようと、
東京の暮らしに支障がない限り、すべては他人事でしかないのです。
連帯意識が強く、人の傷みを自分の傷みとして助け合った日本人の心は、
大都会で暮らす人には、もう失われてしまったのでしょうか?
そうでないなら、どうしてこんな政治が行われているのかわかりませんし、
この国にもう一度、真の民主主義への理想を取り戻したいと願うのです。