確定申告

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毎年2月の市公報には、確定申告の相談日が案内されます。
町内ごとに近い場所を決めて、2月10日から一ヶ月間に渡り、
指定された日にそこへ行くと、確定申告一切が簡単に終わるのです。
サラリーマンの時は、会社が自動的に税金の還付などやってくれたので、
確定申告の詳しいことは何もわからず、退職後は戸惑いました。

だけど収入は少ないので、年金掛金の免除を申請するには、
事前に確定申告をしておかないと、何かと面倒だったようです。
そこで毎年この相談日に行くようになって、それが今も続いています。
慣れてくると、年末から2月にかけて送られる各種の税関係書類は、
決めた袋に突っ込んでおいて、当日それを持っていくだけです。

税務署から送られてくる申告書と、納税関連書類を持って、
相談日に相談場所へ行けば、それで納税還付金も戻ってくるのです。
僕の場合は所得も少ないので、納めた所得税は全額戻りますから、
たったこれだけの手間暇を、惜しむわけにはいかないでしょう。
そう思って毎年この時期には、相談日をチェックして空けているのです。

インターネットで確定申告ができるので、挑戦したことがありますが、
真面目に申告しようとすればするほど、様々な特例などがややこしくて、
やたら確認が面倒なので、やめてしまった経験があります。
税務制度というのは、どうしてこんなにややこしくなっているのか、
誤魔化す人が誤魔化しやすいように、複雑なのかと思ってしまいます。

最近の傾向としては、貧乏人も富裕者も一定割合で課税する、
それが平等みたいになってきていますが、それは明らかにおかしい。
だから様々な特例で、貧困者を救済するような仕組みを作るのでしょうが、
その裏で富裕層を優遇する仕組みも、しっかり取り込まれているのです。
しかもちょっと目にはわからないように、やたらとややこしい。

こんな非合理的なシステムを続けないで、もっとわかりやすく、
個々人のあらゆる所得を一本化して、累進課税を強めればいいと思う。
億万長者を増やすのではなく、貧富の格差が少ない社会を目指し、
正直者が馬鹿を見ない、人間を大切にする社会福祉社会保障を目指せば、
サギまがいの成長ではなく、人間味のある社会が育つと思うのです。