未来はこの子たちのために!

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12年を一つの区切りに生きてきて、今は6つ目の区切り。
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誕生~12歳・・・親の人生の一部
13歳~24歳・・・“学び”の時代
25歳~36歳・・・“旅”の時代
37歳~48歳・・・“勤労”の時代
49歳~60歳・・・“社会活動”の時代
61歳~・・・・“家庭(未来作り)”の時代
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こんな感じで、自分の人生を捉えています。

この間に経済的なバブルとか不況とか、様々なことはありましたが、
幸いなことに戦争はなく、平和な時代が続いていました。
戦争というものを初めて意識したのは、ベトナム戦争の頃で、
ラジオから流れる、ジョン・レノンの平和活動を通しての事でした。
僕は憲法9条の意味を知り、深く共感すると共に、
どうして世界から戦争がなくならないのか、考えたものでした。

僕のようにちっぽけで、社会に対する影響力もない人間は、
何をやっても無意味で、存在している価値さえないのかと悩みました。
政治や経済で少しでもトップに近づけば、社会に対して何かできるのなら、
そうでない圧倒的多くの人は、操られる駒でしかないのかと悩み、
20代は就職をせずに、旅の暮らしを続けていたのです。
そして得たことは、人間がどんな所でも生きていける逞しさを知り、
実は自由でしかない、命を生きる意味だったように思います。

時代を扇動するチカラにおもねるなら、そのような人生しかないけど、
自らの命を生きることの自由に目覚めたなら、新しい人生が開ける。
ダイビングやヨットを楽しみながら、何ヶ月間も海で過ごしたり、
まったく文化の違う国で、その社会に溶け込むように暮らしていると、
どのように生きるかは、自分で決めることだとわかったのです。

時には厭世的な気分になりながらも、やりたいことをやり抜いて、
自分の限界も知り、もっと多くの同じ感覚の人と繋がりたくなりました。
そしてなるべくおカネと距離をおきながら、行動としての市民活動をやり、
少しずつですが、同じような感覚の人たちと繋がるようになったのです。
生き方として自然農を知ったのも、必然のことだったと思うし、
それを指導してくださった石黒さんには、いくら感謝しても足りません。

そして今は自分の人生の第6章で、子育てをしながら人間の未来を考え、
あらためて人間とは何か、どうあればいいのかを考えるのです。
特別なことは何もしなくても、社会の価値感を追い求めるだけでも、
人は自らの命を使い果たして、やがてこの世界から消えていくでしょう。
一つの奇蹟として、この世界に産み出された一つの命は、
その命題に向けて進む可能性を秘めた塊であり、これが魂でもあれば、
自ら考えて行動することが、すべてを活かすことにもなるのです。

2014とか2015とかの数字は、何を意味するのか、
それは単なる年号ではなく、多くの人が活きた意味の結晶であり、
僕らはそれを学びながら、新しい時代がどうあるべきかを考えるのです。
現状の延長で計算するのではなく、どうありたいのかを知ることで、
日々をどのように暮らすかの、生き方も定まってくるでしょう。
僕らは新しい年に向けて、大いなる理想に出合うのです。