一日5~6時間労働で暮らす

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今年は春から考えていた事に、日々の暮らし方として、
一日5~6時間労働で暮らす、というのがありました。
毎日半日だけ働いて、残りの半日は家族と過ごすということで、
自分の肉体的にも、この程度がいいように思っていたのです。
実際には3月から、午後だけ苗作りの手伝いをして暮らし、
4月に自分の田畑作業が始まると、今度は午前中だけ働きました。

6月の田植え時期には、7~8時間働いた日もありますが、
これは沖縄行きの期間の分を、まとめて働いたと考えればいい。
そして夏の間は、朝5時頃から午前中だけ農作業をして、
昼が近づいて暑くなれば、無理をせずに家に帰ってシエスタです。
午前10時に暑くなって、そのまま終わった日もありますが、
なるべく5時間は農作業をして、体を怠けさせないことも大切です。

人間は肉体的にも精神的にも、慣れで生きる生き物ですし、
使わない能力は衰退していき、使う能力だけが発達するのです。
五体と五感も例外ではなく、特にある程度の年齢になれば、
使い続けないと衰えが目立ち初めて、やがて使い物にならなくなる。
今更鍛えて伸びるものでもないでしょうが、衰えを減らして、
元気に暮らしたければ、使い続ける必要があるのです。

感性においては姫がいるので、毎日刺激を受けながら、
自分を姫に同化させて、改めて人間とは何かを考えるのです。
外の世界を受け入れて学び、自らの内面を外に向かって表現する、
こんな基本的なことを、姫の様子を見ながら考えるのが楽しいのです。
秋の収穫も済んでから、妻も少し働きたいと言いだしたので、
今度は妻が半日だけ仕事して、その間僕は姫のお相手をしました。

姫は来月で2歳になりますが、少しずつしゃべるようになって、
親の考えを先取りするような行動も、見えるようになってきました。
妻がいると、しょっちゅう“おっぱい”を欲しがりますが、
僕と二人の時は、基本的にはおっぱいを欲しいとは言いません。
少しずつ大人と同じものを、食べるようになってもいるので、
僕は自分が好きなものを、ちょいちょいと与えながら様子を見ます。

12月になって、干し柿組合のお手伝いをしましたが、
これもわがままを言って、午後の半日だけにさせてもらいました。
午前中は何か別の仕事をしているのか、と聞かれたりしますし、
半日だけだと待遇も悪いのですが、それは気にしないことにしています。
それぞれの人には人の生き方があって、僕はお金より時間が大切、
そう思っている限り、家に帰って家族と一緒に過ごすのです。

貴重な限りある時間は、おカネに替えてしまうわけにはいきません。