餅米を水に浸けて・・・

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今年も年末が近づいて、妻は掃除を始めました。
僕も少しずつ部屋を片付けながら、新しい年を迎える、
準備を始めていますし、世の中もそうやって動いています。
そろそろ今年一年を振り返ったり、なにかと反省したり、
新しい年に向けて、いろいろと計画なども考えたりします。

せっかくの年末年始を楽しむために、仕事は明日までにして、
27日は歳の大市は行きたいし、28日は餅つきにも行きます。
餅つきの準備で、自分で作った餅米を水に浸しましたが、
右側が大正餅で、左側がお気に入りのミドリ米です。
このミドリ米を餅にするのは、誰に言われたわけではなく、
自分で始めましたが、上田子のお婆ちゃんもやっているそうです。

お婆ちゃんは農家ですから、田んぼが何反もあって、
そのうちの一反を、ミドリ米にしていたと言うからすごい。
今は年老いたので、半反だけ作って正月の餅にして配るのだとか、
僕は全部合わせても1反に満たないので、足元にも及ばない。
他にももう一人作っているそうですが、氷見全体でさえ、
このミドリ米を作る人は、もうほとんどいないようなのです。

お餅にすれば、この上なく美味しい米なのに、
作らなくなった理由は、量産できないからだと言います。
黒米や赤米もそのようで、JAでは扱ってくれないし、
個人の機械で脱穀から精米までやるのにも、特に黒米などは、
よほどきれいに掃除しないと、次の米に黒米が混ざり、
そうなると、商品にならなくなってしまうのだそうです。

僕の七種ブレンド古代米が、誰も真似しないわけは、
手間が掛かりすぎて、商売にならないからなのでしょう。
だけどミドリ米だけなら、大量に扱うことは可能ですから、
そのうちどこかから、美味しい餅米ミドリ米として売られるかも。
今年は大正餅もミドリ米も、新しい自然農田んぼで作りましたから、
取れた量は少なくて、餅に回せるのはこれだけになりました。

それでも無事に餅つきができれば、今年も一年を締めくくり、
新しい年を迎える準備も、整っていくというものです。
最後はどこか温泉に行って、ゆっくり今年の垢を落とし、
ああ年賀状も作らなきゃいけないし、やることはたくさんある。
それでも時は平等に、やがて新しい年がやってくるのです。