初めての着物♪

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城端むぎや祭りの夜に、初めて着物を身につけました。
お母さんが子どもの頃に、着ていたものですが、
姫もなんとなく嬉しそうで、ちょっと不思議な気がします。
それにしても着物は、何年経っても着られるから、
こうして親子で、同じものが着られるのがいいですね。

祭りの舞台になっている、大通りを歩いてみると、
同じように着物を着た、小さい人たちがけっこういました。
屋台が並ぶ道筋で、むぎやを踊る人たちを見物しに、
大勢の人が集まって、にぎやかな夜が深まっていきます。
姫は興奮気味で、ひとりでどこへでも走っていく。

まだ食べ物屋台には無関心で、電飾の玩具屋台や、
こんなお面の屋台を見つけては、立ち止まって見ています。
見るのは自由にさせますが、基本的に買わないので、
しばしの楽しみを過ごしたら、そのまま次へ移動します。
今回のお面の屋台では、アンパンマン関係がたくさんあって、
特にドキンちゃんが気に入ったようで、嬉しそうでした。
 
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人混みの中でも、基本的にはひとりで歩きたがるので、
なるべく自由にさせながら、僕は危なくないか見張っている。
厳密に見ていれば、何でも危なっかしいのですが、
なるべく自分で、困難を克服して欲しいとも思うので、
人に迷惑にならない限りは、僕は手を出さずに見ています。

人混みも危ないけど、姫はやがて横道を見つけると、
そちらの方へ走っていって、どこまでも止まらずに行きます。
ただただ走るのが楽しい、そんな時期が確かにあった気がするけど、
夜の路地裏は真っ暗で、やっぱり危ないから適当に止めます。
姫はそれを鬼ごっこのように、楽しそうに遊びます。

なかなか止まらないときは、お母さんが協力してくれて、
暗闇からオバケになって出てくると、姫はキャーキャー言って、
今度は僕の方へ、助けて欲しいとばかりに走ってくる。
最近の姫は怖さを覚えて、オバケとかお面とかが苦手らしく、
ウルトラマンのお面さえ、近づこうとすると恐がります。
時には何が恐いのかわからないくらい、何でも恐がるのですが。
 
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今のところいとこは3人で、年齢も近いから大好きです。
3人の中では一番小さいので、うまく一緒に遊べないときは、
少し年上のお姉ちゃんが、上手に遊ばせてくれるのも嬉しいですね。
去年だか一昨年だかは、お母さんにべったりだった男の子も、
今はすっかり自分ができて、姫を意識しながら遊んでくれます。

小さい頃に心を移して、そんな子どもたちを見ていると、
時の流れがやさしく僕を包み、豊かな何かが満ちあふれてくる。
それは長年続いている、お祭りの夜だからなのか、
時を越えた神々ものぞきこんで、一緒に遊んでいるような、
不思議な気持ちで、この子たちを見守るのです。