沖縄統一地方選挙

イメージ 1
 
今年は11月16日に予定されている、県知事選挙を前に、
今月9月7日には、名護市、那覇市を含む29市町村議会において、
投票が予定されている、沖縄統一地方選挙が迫ってきています。
今年は特に、辺野古の新基地建設を睨んだボーリング調査が始まって、
建設反対の稲嶺市長を擁する名護市で、どんな選挙結果になるか、
日本中はもちろん、アメリカでも大きな関心を寄せていると思われます。

この稲嶺市長は、選挙公約で「辺野古の海に基地は作らせない」とし、
この公約を持って当選した人なので、名護市議会では基地反対派が与党で、
自民党などの野党と、どちらが多く議席を取るかが焦点になっています。
現在の市議会では、15人が基地建設反対の与党で10人が野党、
そして中立の公明党が2議席あり、定員は27名となっているところへ、
与党系16人と野党系15人、それに公明党が2人立候補しています。

公明党候補も、基地の辺野古移設には反対しているようですが、
自民党とつるんでいる以上、土壇場で容認する可能性も高いでしょう。
したがって建設反対の与党が、14議席以上取れるかどうかが争点となり、
稲嶺市長を支持する側が勝てば、辺野古の埋め立ては難しくなります。
そしていつものように、自民党を軸とする野党は経済振興を掲げて、
お金の力によって、辺野古アメリカ軍の基地を建設させるつもりです。

日本の矛盾や問題点を、ここに集約してきたような沖縄ですから、
今回も多くの住民が関心を持って、熱のこもった選挙戦が繰り広げられる。
僕が親しくなるような沖縄の人は、皆アメリカ軍の基地に反対ですが、
日本中がそうであるように、お金の幻想に惑わされている人も多いのです。
はたしてどのような選挙結果になるか、一地方に過ぎない名護市民の選択が、
今や日本中の関心を集めて、一週間後の選挙結果を見守っているのです。

いつものようにアベノ独裁では、内閣改造をニュースの目玉にして、
辺野古問題を刺激しないようにしながら、埋め立ての準備は進めています。
さらに11月16日の沖縄統一地方選挙では、知事選挙も行われますが、
この知事選では、移設容認の仲井真知事に対して反対派から翁長さんが立ち、
自民党内部でも対立が鮮明になって、選挙結果は予断を許さないのです。
まずはこれから一週間、第1ラウンドを見守っていきましょう。