一喜一憂
田んぼの一枚が、田植えを終わりました。
喜んで次の準備をしていたら、馬畑の黒大豆が、
どういうわけか、無くなっているのがわかりました。
鳥に食べられたのかと思いましたが、そんな跡はないし、
時々黒い薄皮が残っているので、虫に食べられたか、
豆自体が腐ったか何か、原因がよくわかりません。
喜んで次の準備をしていたら、馬畑の黒大豆が、
どういうわけか、無くなっているのがわかりました。
鳥に食べられたのかと思いましたが、そんな跡はないし、
時々黒い薄皮が残っているので、虫に食べられたか、
豆自体が腐ったか何か、原因がよくわかりません。
同じ馬畑でも、枝豆の方は順調に育っているし、
なぜ黒大豆が無くなってしまったのか、わからない。
豆を植えたときは、しばらく雨が降らなかったときで、
たいていは雨待ちのために、大豆類は植えないのですが、
日程に窮して、一か八かで植えてしまったのです。
だけど無くなることまでは、想定していませんでした。
自然界の営みは、こんな身近なことでさえ、
僕なんかにはまだ、わからないことばかりです。
自然を守るには、自然を知る必要がある筈ですが、
現実の人間社会では、わからないままに破壊が進みます。
その結果に何が起きるか、いいことばかりの筈はなく、
こうして何か大切なものが、消えてしまったりする。
人間の欲は、次々に様々な物を欲しがりますが、
それを手に入れたとき、大切な何かを失っている。
そんなことを、これまで何度繰り返してきたかしれず、
僕らはそれを肝に銘じて、今ある大切なものを、
失わないように、生きていく必要があると思うのです。
まずその大切なものを、認識しなければなりません。
生き方としての自然農は、それを明らかにして、
自分がどのように生きればいいのか、考える縁になる。
そう直感して、自ら試みるようになったのですが、
成果はあったと思うし、今は実践していると言えるのです。
もちろん完璧であるはずはなく、失敗だらけですが、
この生き方を継続することが、成功なのだと思っています。