一喜一憂

イメージ 1
 
田んぼの一枚が、田植えを終わりました。
喜んで次の準備をしていたら、馬畑の黒大豆が、
どういうわけか、無くなっているのがわかりました。
鳥に食べられたのかと思いましたが、そんな跡はないし、
時々黒い薄皮が残っているので、虫に食べられたか、
豆自体が腐ったか何か、原因がよくわかりません。

同じ馬畑でも、枝豆の方は順調に育っているし、
なぜ黒大豆が無くなってしまったのか、わからない。
豆を植えたときは、しばらく雨が降らなかったときで、
たいていは雨待ちのために、大豆類は植えないのですが、
日程に窮して、一か八かで植えてしまったのです。
だけど無くなることまでは、想定していませんでした。

自然界の営みは、こんな身近なことでさえ、
僕なんかにはまだ、わからないことばかりです。
自然を守るには、自然を知る必要がある筈ですが、
現実の人間社会では、わからないままに破壊が進みます。
その結果に何が起きるか、いいことばかりの筈はなく、
こうして何か大切なものが、消えてしまったりする。

人間の欲は、次々に様々な物を欲しがりますが、
それを手に入れたとき、大切な何かを失っている。
そんなことを、これまで何度繰り返してきたかしれず、
僕らはそれを肝に銘じて、今ある大切なものを、
失わないように、生きていく必要があると思うのです。
まずその大切なものを、認識しなければなりません。

生き方としての自然農は、それを明らかにして、
自分がどのように生きればいいのか、考える縁になる。
そう直感して、自ら試みるようになったのですが、
成果はあったと思うし、今は実践していると言えるのです。
もちろん完璧であるはずはなく、失敗だらけですが、
この生き方を継続することが、成功なのだと思っています。