軍需産業と三菱グループ

イメージ 1
 
先日、2011年の兵器売り上げ企業ランキングを見ていたら、
日本企業の名前が4つ、20位代から50位代に出ていました。
以前に調べたときと同じ顔ぶれで、三菱重工業が23位、
川崎重工業が38位、三菱電機が57位で、NECが58位でした。
全部合わせても、1位であるロッキードの1/3にも満たないので、
規模としては小さいのですが、気持ちのいいものではありません。

アベノ独裁では、兵器貿易を始めたいとしているので、
この政権が続く限り、いずれ軍需産業は膨らんでくるでしょう。
軍需産業が儲かれば、一般国民の生活レベルなど関係なく、
経済指標は膨らむので、国の経済は豊かになったことになる。
兵器をいくら作っても、恩恵に与るのは死の商人ばかりですが、
数値を見る限りでは、国民が豊かになった気になるのです。

日本で軍需産業の中核にいるのは、言わずと知れた三菱ですが、
日本最大のこの財閥グループは、どこか感覚がずれている気がします。
三菱の冠を付けた企業の多くが、庶民感覚から外れており、
スマートさに欠けるし、儲かればいい典型企業に見えるのです。
最近では三菱東京UFJの、顧客管理の甘さが指摘されましたし、
三菱マテリアルの爆発事故など、トラブルは多いのです。

総資産400兆円と言われ、東京駅付近一帯が三菱の土地で、
何もしなくてもウハウハお金が入る、三菱財閥のグループです。
軍需産業がそうであるように、丼勘定で儲かる体制ですから、
あまり細かいことには、無頓着な人が多いのでしょうか。
その結果において、このグループの仕事は信用ができないし、
人間感覚としても、根底のところで好きになれません。

そんな日本の軍需産業の代表的な企業ですが、懸念もあります。
この銀行のシステムが、何が本物だか偽物だかわからないくらい、
スパムメールが飛び交って、ネットシステムが安心して使えません。
僕は三菱は使わないのですが、そんな僕のところへさえ、
三菱の怪しいメールは、たくさん届いてくるのです。
普段から三菱を使う人は、十分注意した方がいいでしょう。

さらにこの銀行の大株主には、中国系の資本が入っているようで、
穿った見方をすれば、中国は日本の軍需産業に資本参加することで、
日本の軍事動向を探ろうと、画策している可能性だってあるのです。
あまりに手広く広がりすぎて、スキだらけのマンモス企業群は、
僕らから見れば、優良企業どころかきわめて危険な企業群でしかない。
こんな企業群だからこそ、軍需産業に熱心なのでしょうか。