手作り“おせち”

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妻が、おせち料理を手作りしたい、と言いだしたので、
半信半疑ながら、どこまで出来るか見ていました。
12月の29日には、食材を買い込んできたのですが、
30日には、高校時代の同級生が集まっての鍋パーティへ。
帰ってきたのは夜の9時頃で、翌日31日は年賀状書を書いて、
さらに部屋の模様替えと掃除までしたので、それで終わり。

年が明けて1日には、妻の実家へ新年の挨拶を兼ねて訪れ、
プロが作ったおせち料理をいただいて、満足しての帰宅。
もう自分で作る気は無くしたかな、と思っていたら、
2日になって、ようやく朝から作り始めました。
少しずつ準備をして、下ごしらえは出来ていたようで、
とりあえず1段だけですが、見事に仕上がって完成です。

黒豆だけは、僕がコンニャクやゴボウと煮たものですが、
なます、田作り、卵焼き、ナッツきんとん、栗ムラサキ芋、
それに市販のいくつかを加えて、見ての通りに出来上がりです。
味は僕の好みに合わせて、なるべく砂糖は少な目に、
そして薄味ですから、誰にでも美味しいとはいきませんが、
僕には嬉しい、我が家だけのおせち料理となりました。

右側に一緒にあるのは、ミドリ米で搗いた玄米餅です。
ミドリ米を作るようになって、すでに10年近くになりますが、
この餅を食べるようになってからは、毎年欠かせません。
硬くなるのも遅いので、2週間ほどは美味しくいただけるし、
冷凍しておけば、一年中お餅を食べることが出来るのです。
昔から考えれば、贅沢な食生活になったものです。

生活のなるべく多くを、手作りで暮らせるようになれば、
それだけ安心が増えるし、社会情勢に振り回されずに済みます。
国にも安全保障があるとすれば、軍備などを強化するより、
食とエネルギーの自給を目指す方が、よほど理に叶っている。
国策として国内資源を循環利用すれば、貿易産業ばかり優遇して、
その貿易を守るために、海外にまで軍事活動する必要もない。

さらに言えば、余所の国から搾取することでしか成り立たない、
いびつな経済を拡大する競争力など、時代遅れと言うべきで、
未来志向で物事を考えるなら、循環型に向かうしか道はないのです。
今ある問題ばかり考えていれば、何一つ根本的解決はしないし、
強引に進めれば、さらなる新しい問題を生み出すことになる。
いかにして問題を起こさない生き方をするか、考えるしかありません。