女神湖へ

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去年の11月22日に結婚して、ちょうど1年になりました。
せっかく忘れないように、「いい夫婦の日」にしたのですから、
記念にどこかへ出掛けようと思って、チェックしていたら、
信州蓼科の女神湖畔にある、ホテルアンビエント蓼科の宿泊券が、
3食付きのゆっくり滞在で、安く手に入れることができました。
少し遠い気もしましたが、近くの姫木平に用ができたので、
思い切って21日の朝から、タイヤも履き替えて行ってきました。

砺波平野はずっと荒れた天気で、雨が降り続いていましたが、
松本以南では晴れ続きだと、ネットの天気情報でわかっています。
だから出来れば、冬タイヤに履き替えたくはなかったのですが、
途中道路をチェックしていたら、糸魚川から南下する場合は白馬で、
平湯を抜けていく場合は安房トンネル付近で、雪の可能性がある。
万が一のことを考えると、ノーマルでは危険だと判断して、
急遽タイヤを履き替えた車を用意して、準備万端で行きました。

実際に148号線を走っていたら、南小谷あたりから雪があり、
白馬から大町に掛けて、道路上に雪の残っている場所もありました。
さほど大きいわけではない日本で、立山連峰の北と南では、
これほどまでに天気が違うのかと、あらためて感心しました。
今でこそ昔のように、裏日本という言い方はしなくなりましたが、
太平洋側がカラッと快晴なのに、日本海側では雨雪の荒れた天気だと、
裏日本って感覚になるのも、わかる気がするところです。

松本で少し休み、縄手付近の商店街などを回ってみて歩き、
ビーナスラインから車山を抜けて、白樺湖経由で女神湖へ出ました。
この近辺は20代の頃に、一年間住み込んで働いたことがあり、
多少の土地勘はあるのですが、観光地は驚くほど変わっています。
女神湖の周辺など、昔は木造の小さなホテルが一軒しかなかったのに、
今ではすっかり小綺麗な別荘地になって、建物もたくさんある。
今回のホテルも、広い4階建ての棟が4棟ほど並ぶ立派なものでした。

到着したのが4時過ぎで、そのまま気持ちよく温泉に浸かって、
夕食は和食のレストランでコース食、朝食は広いホールでバイキング、
さらにレストランで、シェフの気まぐれパスタの昼食まであります。
姫も一緒ですから、落ちついた時間とはいきませんでしたが、
子連れは僕らだけで、姫の存在は周囲を明るく照らしていました。
特に平日は、すでに子育てが終わった世代の客が多いので、
女性客の多くが姫を見て話しかけてくれて、空気が和みました。

片道6時間のドライブですから、姫もきつかったでしょうが、
なるべく途中は休み休み、雑踏は避けながら女神湖までいきました。
妻と僕との結婚一周年を記念した旅ですが、姫ができたことで、
僕らは結婚できたようなものですから、ありがたいことばかりです。
女神湖での朝は、湖面に氷が張るほどの寒さで散歩しながら、
幸せだった一年間を振り返って、心は温かさに満ちた感じでした。
何度も温泉に浸かって、心も体もホカホカになった女神湖でした。