アベノ独裁は絶好調

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自民党の人気は今一つ、と言いながら、
安倍政権だけは支持率が高く、何でもやります。
放射能の汚染水垂れ流しを、管理されていると言って、
見識のある人たちから、大顰蹙を買っても、
オリンピックを誘致したので、汚染水など忘れます。

沖縄の米軍基地は手をつけられず、オスプレイは飛び回り、
今やそのオスプレイは、内地まで低空飛行して、
内地並み扱いを望んだ沖縄県民は、内地の沖縄化を見るのです。
1000兆円の借金は減らずに、気前よく復興費をばらまき、
ばらまいた税金は、使われずに棚上げされたまま。

いったいこの政権は何をしたいのか、と思ってみれば、
消費税は確実に上げて、将来の税収の強化を図り、
TPPにも参加して、アメリカへのへつらいは忘れない。
自民党が選挙に勝つために掲げた、聖域5品目など、
どこ吹く風で、言葉だけが虚しく意味を競っています。

さてこうした新聞テレビの報道の陰で、本当に心配なのは、
米や麦の自由化よりも、医療や保険や金融商品の自由化でしょう。
聖域無き自由化とはよく言ったもので、金になるものは何でも、
アメリカ本意の自由化を、徹底的に受け入れることを、
了解するのが、このTPPの本質なのですから。

日本の聖域とは、本来は米や麦のことなんかではなく、
国民皆保険の医療制度や、金融とは距離を持つ保険だったり、
この国が長年積み上げてきた、様々なシステムです。
ところがTPPは、こうしたあらゆる固有のシステムを、
すべてお金で計れるように、フラット化してしまうのです。

フラット化と聞けば、一見平等のように聞こえますが、
様々な価値感を混在させることで、多様な平等を計ってきた、
日本文化の根底を否定し、単一にアメリカナイズさせます。
その結果こそ、金銭経済文化による格差の拡大で、
日本文化の崩壊をもたらすことは、明らかなのです。

アベノ独裁は、一見この国を保守化させるようでいて、
その実はアメリカへの従属を強化し、日本文化を崩壊させる。
アベノ独裁に便乗したウヨたちは、行き場を失って、
やがて新しい軍隊に、収監されていくしかないでしょう。
その軍隊は、アメリカを守る盾となるのです。