色づく田んぼ

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早稲と晩稲が混在する田んぼ 
 
9月になったかと思えば、雨の日が多くなり、
家中も街も、急激に寒くなってきました。
先週には夜寝る時も、開け放ってあったふすまを、
今週はしっかりと閉じて、布団も出しました。
いよいよ本格的な秋になり、田んぼも色付いています。

農作業の方は一段落で、雨模様の空を見ながら、
晴れ間を見ては、冬野菜の準備をしているのですが、
今月末からは、いよいよ稲刈りも始まるでしょう。
今年は失敗やら、うまく行かなかったことが多くあって、
思うような収穫にはなりませんが、仕方ありません。
来年の反省材料にして、できたものをいただくしかない。

近年の特徴である、局地的な激しい雨によって、
畑が水浸しになったことも、何度かあったのですが、
それも今は落ちついて、小豆や大根が育ってきています。
ニンジンも少し芽が出てきて、鞍掛豆も大きくなりました。
今年は大豆の世話ができなくて、ほぼ全滅ですが、
これはいい教訓にして、来年の豆計画を立てましょう。

「生き方としての自然農」に共感して、すぐに始め、
もう12年目になりますが、なかなか上達はしていません。
農家ではないので、自分の農地がありませんから、
借りた土地は、必ずしも自分の思うようには使えません。
広い土地を借りる場合は、何人もで一緒に借りるので、
共同作業をどうするか、思うようにいかないことも多いのです。

それでも今のところ、日本はまだ平和で自由な社会ですから、
戦闘の心配もなく、のんびり自然に近しく生きられます。
周囲に金銭圧力や消費圧力、心配事圧力のようなものはあるけど、
自分がしっかりして、そのような圧力に流されなければ、
少ない収入で、日々を楽しく暮らすことだって可能なのです。
こうした日々には、深く感謝しないではいられません。

大切なのは自然であり、人々のゆるやかな絆ですから、
社会活動や市民活動も大切ですが、それ以上に日々の暮らしで、
同じ価値観を持つ人たちと、繋がりながら暮らしていきます。
なによりも平和と自由を大切にして、自律的な暮らしを目指し、
大きなプロパガンダには流されないで、自分を生きる。
こうした基本を忘れずに、生きていることを楽しみたいのです。