獅子舞

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僕の住む町内には、獅子舞があります。
僕の子どもの頃には、各家の長男しか参加できず、
次男だった僕は、あまり関心がありませんでした。
そして長く町内を離れていて、帰郷してからも、
ずっと獅子舞には、関心がなかったのですが、
姫が生まれてから、事情が変わりました。

僕はともかく、妻が子どもに関わる神事に熱心で、
しかも僕の親しい人から、妻の気持ちを説かれ、
子育てで後悔しないように、出来ることはやっておく。
という基本方針はあるので、獅子舞も無視できません。
自分の町内の事なのに、どうすればいいかわからず、
近所の人に聞いて、今年は獅子に舞ってもらいました。

遠巻きに見たことはありますが、自分の家で、
こんなに間近に獅子舞を見たのは、初めてかも知れない。
と言うわけで、熱心にカメラを持って撮ったのが、
この一枚ですが、なかなかいいものでした。
姫は家に舞い込んだ獅子に、頭を噛みつかれて、
泣くでもなく、呆然と見ていたようです。

獅子舞は、ほとんど若い人たちで維持されますが、
以前と違って、男ばかりではなく女の子も参加しており、
舞い手にこそなりませんが、笛を吹いたりしています。
そして獅子の中には、若い男性が入っているのですが、
人は交代しながら踊りますから、ある程度の人数が必要で、
こうした祭りには、普段見ない若者も集まります。

現代生活では、同じ町内の人でも顔を合わさずに、
どこで誰がどんな生活をしているのか、ほとんど知らない。
それは決していいことではないので、せめて祭りなど、
何かある時くらいは、顔を見られる暮らしにしたい。
姫が出来てからなおさらのこと、そんな思いもあって、
今年の獅子舞は、今までとは少し違う気持ちで見ました。