「いのちを救う食卓革命」

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「フォークス・オーバー・ナイブズ(いのちを救う食卓革命)」
この映画の上映会(26日)に先立ち、試写をしてみました。
予告編などから、だいたいの内容はわかっていたのですが、
全編を通してみると、その内容のわかりやすさが目を引きます。
僕自身は以前から、肉食よりも菜食の方が人に合っていると感じて、
完全な菜食主義ではありませんが、肉食はあまりしていません。
だけど何故肉食が良くないのか、菜食が優れているのかは、
うまく説明できる根拠を、持っていたわけではありませんでした。

ところがこの映画では、栄養学のコリン・キャンベル博士と、
医師のコールドウェル・エセルスティン博士の詳しい解説によって、
何が現代人の健康を蝕んでいるのかが、とてもよくわかります。
また政府がどうして菜食を勧めないのかも、食品会社や加工会社が、
食料の方向性を示す委員会などに、息の掛かった委員を入れることで、
判断の内容をコントロールしている実体がある、と指摘するのです。
こうしたことは、巷で話を聞くことは増えてきたとは言っても、
行政が正しいと言うことを信じる限り、見えてこない真実でしょう。

コリン・キャンベルは、長年に積み上げた膨大な資料分析から、
肉食する習慣によって、ガンや心臓病が増えることを証明します。
例えばノルウエーにおいて、長年にわたる調査結果から見えたのは、
食料事情が良くなるにしたがって、増えていたガン患者が、
ナチスドイツによって、肉とミルクが食べられなくなると同時に、
目に見えて減っていき、終戦後にはまた増えている事実があります。
戦後の日本でも、食生活に肉食が増えるにしたがってガンが増え、
肉食に対する疑問が増えて、菜食が増えていると聞いています。

そしてコールドウェルは、心臓病治療の権威でありながら、
いくら治療しても、原因を取り除かなければ病気は減らないと考え、
行き着いたのが、やはり肉食とガンや心臓病との因果関係だったのです。
そこで肉食をやめて菜食を中心とする方法で、病気治療を始めると、
予想外に高い効果をもたらして、今もこれを続けているというのです。
こうした肉食に対する忌避を、極端で宗教的だと言う人がいますが、
そう思う理由こそ、政府による肉とミルクの推奨政策であり、
食品業者や加工業者が委員となって、これを勧めているのです。

これはちょうど原発政策と同じで、原発をどうするかを決める人が、
原発推進企業から資金を得ていると同じように、食糧政策を決める人は、
食品企業から多額の資金を得て、肉やミルクや加工食品を食べるよう、
強力に自分たちの意見を、押し通しているからだと思われます。
現代社会の不幸は、例えば民間企業や研究機関との協働と言いながら、
お金を出す人の言い分が通ってしまい、真実が隠蔽されてしまう。
何が正しいか間違っているか以前に、資金提供者の意志が通るので、
とんでもない嘘を信じ込まされているのは、原発で経験済みでしょう。

体に必要なのは、タンパク質とカルシウムと言われていますが、
養分なら何でも同じなのではなく、全体として作用するものであって、
動物性のタンパク質はガンを増やし、ミルクは骨粗鬆症を増やすのです。
こんな研究結果が既に発表されているのですから、僕らは事実を知り、
必要な対応をしていかないと、ガンや心臓病はさらに増え続けて、
膨大な医療費は、さらに膨らみ続けるしかないでしょう。
ミルクと肉食が病気を引き起こすなら、僕らは昔の日本食に戻り、
野菜と魚を中心にした食卓に、戻る方がいいと思うのです。

まだ映画を見ていない人は、ぜひ近くの上映会をチェックして、
映画の内容を知って、自分が何を食べるかを決めていただきたいですね。
富山県か石川県の人なら、26日に南砺市で上映会を開きますので、
多少遠くからでも、是非見に来ていただければお役に立つと思います。
上映会の詳細は以前の記事に書きましたので、↓こちらを見てください。
http://blogs.yahoo.co.jp/isop18/63570664.html